知事「オスプレイ絶対無理」

2011年8月20日 09時34分このエントリーを含むはてなブックマークLivedoorクリップに投稿deliciousに投稿Yahoo!ブックマークに登録
(7時間10分前に更新)

 仲井真弘多知事は19日、米軍が2012年秋に普天間飛行場で計画している垂直離着陸機MV22オスプレイの配備について、「みんなでまた怒る。絶対無理だ。どんなに米軍が居座っても、おそらく基地が維持できなくなる」と述べ、配備が強行された場合、同飛行場が機能しなくなるほどの強い反対運動が起きるとの見方を示した。

 同日、知事を表敬した新党改革の舛添要一代表との会談で述べた。舛添代表が米国で軍事費削減の動きが強まっていることを受け、「(日米両政府から)辺野古に行かないなら普天間は固定化だ、と突き付けられたら沖縄はどうするのか」と質問したことに、知事が答えた。

 仲井真知事は、県がオスプレイの騒音や安全性証明のデータを求めても、日米両政府が満足な回答をしていないと不満を表明。オバマ大統領がオスプレイに搭乗したことについて触れ、「PR用であって安全性の証明にはまったくならない。パフォーマンスをやっているだけ」と厳しい認識を示した。 

普天間の解決策「新政権で糸口」
舛添代表

 新党改革の舛添要一代表が19日、県庁に仲井真弘多知事を表敬した。舛添代表は米軍普天間飛行場の移設問題に関し、「新総理が決まれば、政権の枠組みが変わる可能性もある。それも一つの解決策を見いだす糸口になる」と述べ、政治の変わり目に移設問題が動く可能性があるとの見方を示した。

 舛添代表は「残念ながらみんな沖縄のことを忘れてしまっている」と述べ、東日本大震災の復興策などで政府が沖縄政策に本腰を入れていないとした。

 仲井真知事は県外移設を求める姿勢を強調した上で、基地負担軽減策が進んでいないことについて「言葉だけじゃなく結果を出してほしい」と不満を述べた。 

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