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うひょー、明日が〆切だ(週刊 自転車ツーキニスト439)

発行日:8/19

 
 
 
 
 
 
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┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
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      うひょー、明日が〆切だ、の439号

■例の「一方通行もできるよ」規制のパブコメだ

 うかうかしていたら、8/20日(土)の〆切が、明日に迫ってしまったよ(@∀@;)。
 何のことかというと、例の「自転車が一方通行になる?」として話題になった、警察庁と国道交通省の省令改正案なんだが、パブリックコメントの〆切が明日なのだ。にゃー。
 概要を復習しておこう。
 私のメルマガ436号は下記URLの通り。
http://melma.com/backnumber_16703_5243460/
 朝日新聞は次のように報じている(全紙の中で一番、簡潔で分かりやすかった)。
http://www.asahi.com/national/update/0721/TKY201107210230.html
 で、パブコメの送り先はこちらだ。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=120110014&OBJCD=&GROUP=
 ということで、ふーむ、この省令改正案、色々考えるところもありながら、私としては次のようなポリシーで出そうと思っている。簡単に言うとこんな感じ。

【パブリックコメント 疋田エッセンス】
 反対ではない。自転車の左側通行規制はむしろ当然のことである。
 しかし、次にあげる各項目に十分留意するとともに、自転車のリスクを歩道上の交通弱者に押しつけ、自転車事故を増やすばかりの“自転車歩道化政策”を後押ししていくことだけは、厳に慎んでいただきたい。
●自転車はあくまで車道通行を原則とすること
●自転車の走行スペースは、本来“車道上の自転車レーン”が、事故も少なく、安全・円滑を担保でき、理想的であること
●もしもやむを得ず“自転車道”とするなら、クルマからの視認性を確保し、遮蔽物を設けず、まっすぐに設置し、少なくとも車道1車線程度の幅員を確保すること
●一方通行規制の方向は、どんな場合であれ、必ず左側通行(クルマと順行)でなくてはならないこと
●自歩道は基本的に歩行者のためのものであり、なし崩し的に“自転車=歩道”を認めるような運用は現に慎むべきこと

 これを縦軸にして、諸々の話をペタペタくっつけていこうと思うのだ。

 NPO自転車活用推進研究会小林成基理事長からは、下記(ちょっと下)のようなパブコメ案が届いた。
 小林さんのポリシー、私としてもおおむね賛成であり、これまた参考にしていただきたいと思っている。
 ただ、小林さんは、一番ラストにある通り「“自転車は歩道”というさらなる誤解をまねく危惧があり、自歩道上に自転車一方通行規制をすべきではない」という立場なんだよね。だから、自歩道内の一方通行規制については反対、もしくは、見送りだ。

 私としては自歩道内の一方通行規制可だってアリかな、とは思っている。もともと『自転車の安全鉄則』でも書いた通り「車道・自歩道を問わず、自転車は左側通行すべし」が、私の持論だから。
 けれど、小林さんの危惧もよくわかる。
 今現在の状況で、自歩道に「自転車方向標識」みたいなものをおこうものなら、知らない人は「そっかー、自転車はここを走るのがルールなんだー」と思うだろうし、転じて、なし崩し的に「自転車は原則的にここを通るべし」とされてしまう危惧が否めないからね。

 ま、このあたりは、百家争鳴、多事争論でいいと思うのだ。
 私ヒキタとしては、最終的には「歩道はもとより歩行者のものであり、自転車は基本的に車道に出るべし。もしも“自歩道”指定された歩道を通りたいならば、徐行運転と左側通行くらいは厳守すべし」だと思う。

 そもそも自転車が平気な顔して歩道を通っていること自体がおかしいよ。
 自転車は、歩道を「原則的にはダメなのに通らせてもらってる」のだもの。その歩道に上がったならば、立場をわきまえ、徐行と左側通行程度は、守っていただきたいと思うのだ。

【パブリックコメントNPO自活研小林理事長バージョン】

「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正する命令案」について

小林成基(こばやししげき)
特定非営利活動法人 自転車活用推進研究会

 警察庁及び国土交通省では、自転車の交錯による事故の危険性を減少させ、歩道・自転車道における自転車の通行を整序化するとともに、自転車道等の自転車通行環境の整備を推進するため、道路標識、区画線及び道路標示に関する命令(昭和35年総理府・建設省令第3号)の一部改正について検討しているとのことですが、以下の点について重大な懸念を抱いておりますので、意見を申し述べます。

1)自転車は車道の左端を走行することが道交法で定められているが、法を執行する立場の方々までが63条の例外規定を使って歩道を徐行せずに通行している現状は、車道上のルールがしっかり
浸透していないことが理由のひとつと考えられるので、自転車の一方通行を明確に標識によって示すことが必要であり賛成です。

2)自転車道は、これまで独立した道路であるところから自転車道内では双方向通行とされ、非常に危険な状況にあったと認識しており、自転車道が道路の両側に整備されている場合に法律に則り左側一方通行とすることは当然であり賛成です。

3)しかし、歩道、自転車歩行者道、並びに、歩行者道または自転車歩行者道の上に設けられた自転車通行指定部分は、本来歩行者専用である歩道、またはその一部を例外的に自転車通行の用に供しているのであって、ここに自転車の通行方向を示す道路標識、区画線及び道路標示を置けば、その部分が自転車のための空間であるかの如く誤って認識する国民を増加させ、改正の目的である「歩道・自転車道における自転車の通行を整序化」に背く結果を招くことは、歩道での徐行を前提とした自転車通行可がいまや現場の警察官にすら理解されなくなっていることを見ても明らかであり、高齢歩行者、車イス、白杖、ベビーカーなどへの危険をさらに増大させるものとして強く反対せざるを得ません。

4)また、自転車が車両(軽車両)であるところから、一方通行とする場合は「左側通行」となるのが自明だが、今回の改正案では左右の別について触れておらず、歩道上での一方通行規制を行った場合、左側の歩道の左側を通行すると、建物や塀に沿って自転車が通行することになり、脇からの出会い頭事故を誘発する危険を認識して、歩道では状況に応じて「右側」方向を標示できるようにするための配慮と推察するが、道路交通のルールを複雑にし、これ以上例外を増やすことは、ルールそのものの信頼性を貶めるものとして厳に慎んでいただきたい。

5)以上の理由から、今回の改正にあたっては、自転車歩行者道を対象とせず、自転車の左側通行と、自転車歩行者道における自転車の徐行の徹底を図られたい。また、運用にあたっては現場での勝手な解釈や誤用を避けるため、簡素で明確な通達をお願いする次第です。           以上

■涼しいね

 昨日一昨日の炎暑猛暑とうってかわって、今日は涼しい(首都圏)。
 これから雨が降って、さらに涼しくなって、それで、今年の夏は終わりだそうだ。気象予報士の森さんが言ってた。そう思うと、なんか寂しい。
 毎年思うんだけど「暑かったけど、短かったよな、夏」なのだ。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「中国人の正体 中華思想から暴く中国の真の姿!」 石平著 宝島社

 中国批判本の巨匠、元中国人にして帰化日本人・石平氏(せき・へい 拓殖大客員教授)による、正調・中国こき下ろし本。伝統的中国悪口本の文法にのっとり、予想通り(いや、それ以上)の、“根拠ある誹謗中傷”が、これでもかとばかり書き連ねてある。
 実に気持ちがいい。あ、いや、興味深い。
 文章が平易で読みやすく、さらさらとマンガみたいにすぐ読めてしまう。内容を一言でいうなら「中国人には“理”も“情”もない。“利”でしか動かないので、注意!」というに尽きる。普通に言うと「え? それだけ?」なんだけど、確かにそれだけで中国人の数々の謎行動が、快刀乱麻に解けてしまうところが、本書のイカしたところで、隣人たちのタマランところだ。

 それにしても、我々は中国人の悪口が好きだ。
“我々”というのは、必ずしも日本人だけじゃない。欧米諸国の人々、いや、それ以外のほとんどの国の人々をも指している。
 中国人以外の世界中の人々にとって、中国人の悪口は一種の娯楽とすら言ってよく、有史以来、ここまで存在感を持ちながら、ここまで嫌われた国家というものがあったろうかというほどのものだ。
 しかしながら、それはどうしたって我々の焦りのあらわれではあるよね。

 中国人たちが、傍若無人、マナー欠如、ルール意識希薄、自分勝手、その他の悪癖を持っていることは事実だろう。少なくとも私の実体験(煮え湯を飲むような!)の上で、これらを否定できる材料は皆無だ。
 じゃが、我々にとって不幸で残念なことは、こうした中国人たちと我々はどうしたって付き合っていかざるを得ないことだ。中国と中国人たちにはそれだけのパワーが確かにある。
 我々は一体どうすればいいのか。
 アメリカ人もフランス人も韓国人も、誰もが迷い、手をこまねいている。しかし、そういう疑問に対する解答は、やはり、本書にも記されてはいないのだ。

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発行者プロフィール

ヒキタ

ヒキタ

http://japgun.infoseek.ne.jp

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