政府・日銀 円高で再度介入検討へ
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政府・日銀 円高で再度介入検討へ

8月20日 4時1分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

円相場が一時、1ドル=75円台をつけ最高値を更新したことを受け、政府・日銀は、円売りドル買いの市場介入を再び実施することも含め対応を検討することにしています。

歴史的な水準での円高の進行に対して、政府・日銀は、東日本大震災からの復興を急ぐ日本経済に深刻な影響を与えかねないとして、今月4日に円売りドル買いの市場介入とともに、一段の金融緩和に踏み切っていますが、その後も円高の流れは変わっていません。こうした動きについて野田財務大臣は18日の講演で「マーケットの動向をじっくり見極めながら、必要なときには断固たる措置をとる」と述べ、改めて市場介入に言及するなど、円高の動きをけん制しています。また、日本を含むG7、先進7か国の財務相・中央銀行総裁は、今月8日の電話会議のあと「今後、数週間、緊密に連絡をとり適切に協力する」とした共同声明を発表しています。

こうしたことを踏まえ、政府・日銀は、今回の円相場の最高値更新を受けて、週明けの市場の動向を注視しながら、市場介入を再び実施することも含め、対応を検討することにしています。