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「高速無料化」廃止が原因!?ボランティアが激減しはじめた

<どーする辻元清美補佐官>

 震災から5カ月、被災地は急速にボランティアが減りはじめている。

 たとえば宮城県のボランティアセンターのホームページを見ると、一番多かった4月30日には6434人が活動していたが、8月11日は1649人だけ。7月には1000人を割り込む日もあった。福島市のボランティアセンターに聞くと、0人の日もあるという。

 自治体によっては、ボランティアが不要な所もあるだろうが、まだまだ人手が足りない地域も残っている。なにしろ、宮城県のガレキ総量800万トンのうち片付いたのは250万トンだけ。小さな鉄くずやゴミを片付けるにはどうしても人手が必要だ。

「いま求められているのは、仮設住宅への引っ越しの手伝いや、引っ越し後の買い物の手伝いです。津波でクルマを失った被災者は、買い物も一苦労。買い物ボランティアのニーズはかなりあります。被災ペットの世話も問題になっています。避難所や仮設住宅はペット禁止のため、民間の動物愛護団体などが預かっていますが、ボランティアが足りず、平日は1人か2人で50〜150匹の犬猫を相手にしている状況です」(ボランティア関係者)

 ボランティアが減っているのは、関心が薄れていることもあるが、6月中旬から「高速道路無料化」「休日上限1000円」が廃止されたことも大きいようだ。

 国交省は被災者支援のため、6月20日から東北地方の高速道路無料化をスタートさせたが、無料になるのは、被災者かバスやトラックなど中型車以上に限られ、ボランティアには適用されない。

 被災者のための措置が、逆にボランティアを減らす結果になっている。

「毎週末、埼玉県から福島県へ通っているが、以前はガソリン代込みで5000円ほどの交通費で往復出来ていたのが、いまは1万円以上かかっています。ボランティアも手続きをすれば高速料金が無料になるのですが、手続きが煩雑。無料になることを知らない人も多く、7月以降、被災地入りする人が激減しています」(ベテランボランティア)

 学生の夏休みが終わる9月以降、さらにボランティアが減るのは必至。ボランティア担当の辻元清美補佐官は、手を打つべきだ。

(ジャーナリスト・中村遙)

(日刊ゲンダイ2011年8月17日掲載)

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