事件首相献金問題「言いようのない不気味さ感じる」元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏2011.8.20 01:30

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首相献金問題「言いようのない不気味さ感じる」元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏

2011.8.20 01:30

 市民の党側と民主党側の深い関係は、例えば北朝鮮側が不適切なカネのやりとりを暴露することで、気に入らない政治家を潰すことができるという危うさをはらんでいる。民主党は野党時代が長かったせいか、党として献金に対するチェックの甘さがある。

 今回の献金問題では、とりわけ菅直人首相の国家観が問われており、政治姿勢について徹底的に追及されなければならない。

 よど号ハイジャック犯の関係者や左翼集団との付き合いに信念があるのなら逃げ回るのではなく、国会答弁などで正々堂々と説明すればよい。外国人献金問題で3月に外相を辞任した前原誠司氏にいまなお一定の支持が集まるのは、古い付き合いのあった韓国籍の女性焼肉店経営者から献金を受けたミスを認め、国民に対して率直に説明したからだ。

 なぜ菅首相が過去の説明を果たせないのか。その原因は政治思想の欠如にある。「やりたいことがあるのではなく、ただ首相になりたいだけ」。政治的な目標や信念を達成したいという思いではなく、権力の座に就きたいという欲求しかない。むしろ、よど号犯や左翼集団に共鳴している方が政治家としてまだ正常だといえる。

 権力を手中に収めるために、利用できるものは何でも利用するという節操のなさ。菅首相の存在は国家観や信念を欠いた現在の日本社会を象徴する姿であり、言いようのない不気味さを感じる。

(談)

 

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