ガソリンスタンドでオイル交換しているという方へ、世の中にはこんなスタンドもあります。

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女性整備士こんにちは yo-heiです。
突然ですがオイル交換ってどこに頼んでいますか?

  • 給油や洗車のついでにガソリンスタンドで
  • 近くの自動車整備工場で
  • カーディーラーで
  • カーピットのあるホームセンターなどで
  • イエローハットやオートバックスなどのカー用品専門店で
  • 自分で
  • 基本的にオイル交換なんてしない(笑)

さて今回はこの中のガソリンスタンドでオイル交換をしているという方のための記事になると思います。
念のために・・・これから書く記事の内容は全てのガソリンスタンドにおいて共通の出来事ではありません。世の中の大部分のスタンドは下記のようなことはないと思いますが、実際にそんなスタンドが存在していたのも事実です。存在していたと過去形なのは現在のそのスタンドの情報を知る術がないためです。

ガソリンスタンドにとってのオイル交換とは?

ガソリンスタンドにとってオイル交換というのは利益を上げるための重要な手段です。スタンドの店員はもちろんそのことを知っていますし店長も絶えずはっぱをかけてオイルの販売量を増やそうと必死です。
一概にオイル交換といってもオイルそのものの値段のほかにオイルエレメント交換(オイルフィルター)・エンジンフラッシング作業(オイル交換前のエンジン内部洗浄剤)・作業工賃などが追加されることがほとんどです。もちろん使用するオイルのグレードによっても利益は大きく変わってきます。ガソリン・軽油・灯油などの燃料と比べると圧倒的に利益率が高く儲かるのがオイル交換です。店員にオイル販売量のノルマを課しているスタンドもあるそうです。

「エンジンルームを点検したところオイルがだいぶ汚れていますが交換はよろしかったですか?」

ガソリンスタンドで店員からこんな言葉をかけられたことありませんか?
オイルレベルゲージ(オイルの量を測る棒)に付いたオイルをウエス(布)で拭き取り「こんなにも汚れていますよ」とばかりにアピールする店員
「じゃあ交換してもらえますか」
というパターン、ありがちですよね。ここでやり手のスタンド店員なら満面の笑みでこう言うでしょう。
「ありがとうございます。それではすぐに交換しますので店内でしばらくお待ちください。」
そしてピットに入れられリフトで持ち上げられるマイカー。リフトで車を上げると店員はすぐにオイルを抜き始めます。もうここまでくると当然キャンセルはできませんので店員の手のひらの上も同然です。言い換えればまな板の上の鯉ですね(笑)。
あとは店内でオイル交換が終わるのを待っているあなたのもとに先ほどの店員がやってきて
「エンジンフラッシングはいかがですか?」
「オイルフィルターの交換はいかがですか?」
というお決まりのパターンに突入します。

オイル交換に関するガソリンスタンドのとんでもない実態

ここで言うとんでもない実態とは大抵とんでもない店員ということになると思います。中には店ぐるみというところもあるにはありますが・・・

  • そもそも交換する必要のないオイルを交換させる
  • オイルを交換しない(交換したフリ)もしくは補充するのみ
  • オイルエレメント(フィルター)なんて当然のごとく交換しない
  • エンジンフラッシングもしない

いかがですか?もはや悪質を通り越して犯罪の匂いすらしますがこれは全て事実です。もちろん料金は当たり前に請求するわけですからとんでもない利益率になりますね。
汚れていないオイルを交換するのはまだいいほうで交換したフリとは・・・
もちろんこんな酷いガソリンスタンドは全国を探してもなかなかないでしょうが、利用者からすればそんな実態はわからないことが殆どなので気付かないうちに被害者になっていることもあるかもしれません。

それでもスタンドでオイル交換する。という方へ

そうは言っても家の近くにオートバックスやイエローハットはないしディーラーは高そうだし。やっぱりスタンドでオイル交換するしかないという方もいらっしゃると思います。
さて悪質なスタンド(店員)にだまされないためにはどうすればいいのでしょうか。
ズバリ

「ピットに入ってオイルの交換作業を見せてもらう」

ここでピットは危険だからなどという理由で見学を渋るスタンドならオイル交換を頼むのはキャンセルしたほうが良いでしょう。
店員は見られていると非常に作業がやりにくくなるものですが、手を抜かれるとたまったものではありませんので構わず見学しましょう。
ガソリンスタンドは上手に利用すればとても便利な場所です。窓を拭いてくれたり、吸殻を捨ててくれたり、タイヤの空気圧を見てくれたり、ただ全てのサービスの先に売り上げ(利益)という当たり前の目的があることを忘れないでください。
「いつも通っているスタンドだから」なんて理由で安心するのは不用意です。見えないところでとんでもないことをしているかもしれませんよ。

ガソリンスタンドのご利用は慎重に。それではまた!