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L.Entis (21733)

L.Entis
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2011 年 04 月 14 日
AM 03:26
日記 なんか、世間では原発や放射能のことについて妄想で語ることが流行っているようだし、いくつかの公的な機関も「もしも原発から放射性物質が漏れ出続けていたら」大気シミュレーション画像を公開しているらしいので、私も世間の流行に乗り遅れないように、仮定と妄想に基づいた所見を書いてみることに挑戦してみようと思います。
まあ、ここには専門的な知見を持った人がたくさんいると思いますので、より正しい知識は、付くであろうコメントでの突っ込みを参照してくださいw(付かなかったらきっと正しいのです(ぇ


さて、ここでは避難している住民がもっとも知りたく興味があるであろう、「いつ家に戻れるのか?」「それとも、10年も20年も戻れないのか?」について考えてみたいと思います。

まず、前提として、原発が現状より悪化しなければ(追加的に大量の放射性物質が大気へ放出されなければ)ですが、結論を言えば、私はおそらく数ヶ月程度の時間単位で(原発に特に近い場所はわかりませんが)20キロ圏内でも普通に生活して健康に問題ないレベルまで空中の放射線のレベルは下がるのではないかと予測します。

原発周辺地域へ戻れない理由としては、

(1) 放射線の線量が多い
(2) 原発が安定していないので事故が発生するリスクがあるため(リスクを回避する目的)
(3) 政治的理由・住民の判断・風評被害など、人間界の力学によるもの

などが挙げられると思います。

この中で (1) については、原発のモニタリングポスト、及び、周辺地域のモニタリングの値から、周辺地域も原発のすぐ近くも一貫して線量は減少し続けており、その減少のペースはヨウ素131の半減期8日に近いペース(但し実際にはほとんどの場所で8日より長い(遅い)ペース)であるので、このまま減少し続ければ(同じペースなら)あと6ヶ月~1年ほどでほぼ自然なレベルまで低下すると推測できます。(近県はもう既にほぼ自然な水準まで低下しています)
(ただ、基本的には自然な放射線レベル近くには収まってくるとやや楽観視はしていますが、低下のペースが緩いので放射性セシウムのバイアスがあるのでしょう。ペースから単純に逆算すると1μSv/h位の水準で安定するのかも。正門付近の値だと10μSv/h位か?(大雑把な計算ですが))
(参考:日本の標準的な値は0.05~0.1μSv/h、………だよね? 世界的には普通にこの数倍の場所もあり。このくらいのレベルでは健康には問題ないと思われます。あったら山に登れません)

ネットでは大気の妄想シミュレーターの映像のインパクトの強さから、あたかも原発から高濃度の放射性物質が漏れ出続けているかのように語られることが多いように思われますが、シミュレーター画像を見る際には濃度のスケールに注意する必要があるでしょう。
少なくとも、公開されている各地の放射線量の値の変動から推察するに、原発建屋が爆発した直後の大気のシミュレーションは有意ですが、初めて雨が降って以降の線量の変化はきわめて滑らかであり(雨その他の気象条件の変化にほとんど影響されない)、従ってその後はほとんど「大気へは」放射性物質は漏れ出ていないと判断するのが妥当ではないかと思います。

さて、仮に数ヶ月後には放射線のレベルが十分に低下したとして、じゃあ20キロ圏内に住民が戻れるかというと、(2) の理由によっては難しいかもしれません。
ニュースの映像で、アメリカの偉い人が「変化はないが安定ではない」というようなことを発言していましたが、その通りだと思います。
とりあえず「安定」するまでは近づかせてもらえないでしょう。
もっとも、自衛隊などの協力を得て、短時間だけ帰宅する、という選択肢は無くはないでしょうが…
これは政治の問題です。
ただ、原発が安定するまでは数ヶ月かかると政府が言っていたと思いますので、数ヶ月待ちましょう。
(余震で建屋崩壊………などとならない限り、さすがに数ヶ月で何とかなるでしょう)


さて、数ヵ月後にはめでたく原発も安定し、住民も自宅に戻れたとしましょう。(政治的に戻させてくれるかどうかは知りません)
この先は本当に妄想しかありません。
おそらく、即座に農業は出来ないでしょう。
土壌調査をきめ細かに行って、放射性セシウムの濃度が高い場所については何らかの土壌改良を行う必要があるかもしれません。
(水溶性だったら、水に溶かして何とかならんもんか? 土からセシウムだけ取り出すのよりも、水からセシウムだけ取り出すほうが簡単そうな気がするだけ)

あと、周辺の海についても、生物へ濃縮されていないかモニタリングが必要でしょう。
(こちらは拡散さえしてくれれば問題ないよね?)
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