サントリーホールディングスのホームページで、韓国焼酎の商品を紹介する際、日本海について、韓国政府が主張している呼称「東海」と表記していたことが19日、分かった。同社は同日、表記を削除し、「あくまで商品を紹介するための広告上の表現で、地名に関する見解を表明するものではない。不快な思いをかけたことに深くおわびする」との謝罪文を掲載した。
同社によると、韓国から輸入販売している焼酎「鏡月」の名称由来を紹介するページを4月にリニューアルし、「韓国/東海(日本海)」と表記した。今月18日にネットで広まり、同社に抗議が殺到した。同社広報部は「表記のチェックが至らなかった。修正して再掲載したい」としている。
日本海の呼称をめぐっては、米国が今月、「国際的に認められている『日本海』を使う」との見解を示し、韓国政府が反発している。【鈴木一也】
毎日新聞 2011年8月19日 22時36分