※この記事は日経エンタテインメント!(2月号)の記事を転載したものです。購入はこちら

 「キャラクタープレイスメント協賛社、大募集」――11月24日付の日本経済新聞朝刊にこんな広告を掲出したテレビアニメ『TIGER & BUNNY』(以下、T & B)が、関係者の間で話題となっている。

「キャラクタープレイスメント協賛社、大募集」

11月24日付日本経済新聞に掲載した協賛社の募集広告。登場する8人のヒーローの体にスポンサーロゴを入れることができるとアピールした。番組は毎日放送(日時未定)、TOKYO MX(火曜23時)、BS11デジタル(土曜24時30分)で2011年4月放送開始の予定(※放送枠は変更の可能性あり)。監督はさとうけいいち、脚本はドラマ『魔王』『怪物くん』などの西田征史。
©SUNRISE/T&B PARTNERS,MBS(画像クリックで拡大)

 『T & B』を制作するのは『機動戦士ガンダム』シリーズなどで知られるサンライズ。近未来のニューヨーク風の街を舞台に、強化スーツを着用する2人のスーパーヒーローが凶悪犯罪者を逮捕するという、アクションヒーロー型の作品だ。『鴉- KARAS -』( 05年)のさとうけいいち氏が監督を務め、2011年4月から毎日放送などでオンエアする予定という。

 『T & B』が協賛者を募った「キャラクタープレイスメント」とは、劇中に登場するヒーローたちの胸などを、広告スペースとして売るというもの。モータースポーツの「F - 1」と似た仕掛けで、広告枠を購入した企業は、アニメ本編の中でスーパーヒーローと一緒に社名や製品名を露出できる。