NHK千葉県のニュース　千葉放送局

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成田市課長を加重収賄で起訴

成田市が発注した工事の入札をめぐる汚職事件で、逮捕された市の課長が、工事の最低制限価格の情報を業者に漏らす不正な行為をした見返りにわいろを受け取っていたことがわかり、収賄より重い加重収賄の罪で起訴されました。
起訴されたのは収賄側が成田市水道部の工務課長、石井孝雄被告（５６）で、贈賄側が成田市の土木工事会社「飛鳥」の営業担当の社員、新橋弘孝被告（４９）です。起訴状などによりますと、石井課長は、土木課長を務めていた去年１１月、市が発注した道路の改良工事の入札をめぐり、入札で落札ができる最も低い価格、「最低制限価格」の情報を事前に漏らす不正な行為をした見返りに、新橋被告から現金およそ１０万円を受け取ったとして加重収賄の罪に問われています。
石井課長は収賄の疑いで逮捕されましたが、不正が認められたとして収賄罪より重い加重収賄罪が適用されました。
千葉地方検察庁は２人が起訴の内容を認めているかどうか明らかにしていません。
一方、新橋被告とともに贈賄の疑いで逮捕された鈴木一彦社長（５３）は処分保留で釈放されました。

08月19日　19時05分

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