内野聖陽・一路真輝１８日に離婚　「それぞれの道で精進」

　俳優の内野聖陽（４２）と女優の一路真輝（４６）が１８日に離婚届を出したと、２人の所属事務所が発表した。ミュージカル「エリザベート」での共演が縁で２００６年７月に結婚。一路は同年１０月に女児を出産した。

　２人は連名でのファクスで、離婚理由について「家族のこと、それぞれのこれからの道のことを徹底的に話し合った末、今後もお互いに対話を持ちながら、前向きにそれぞれの道で精進して参ろうという結論に達しました」とし、“発展的解消”を強調した。

　２人をめぐっては昨年９月、内野が乗用車内で一般女性とキスをしているところを写真誌に撮られ、同時に飲酒運転疑惑も報じられた。このころから夫婦の溝が深まっていったようで、離婚も秒読みとみられていた。

　ファクスの中で２人は「結婚時に際しましては、関係各社の皆さま、ファンの皆さま、私たちの友人知人の皆さまよりたくさんの温かい祝福のお気持ちを頂いたにもかかわらず、本当に残念なご報告で申し訳ない気持ちでいっぱいです」と告白。５年にして破綻した結婚生活への悔恨の念もにじませた。

　そして「皆さまには大変ご心配をおかけ致しましたが、内野、一路ともども、これからもたゆまぬ努力を続けて参りますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます」と結んだ。慰謝料や長女の親権などについては触れていない。

　◆内野聖陽（うちの・まさあき）　本名同じ。１９６８（昭和４３）年９月１６日生まれ、横浜市出身。９２年に文学座研究所に入所、９７年に座員に。９６年の映画「（ハル）」で日本アカデミー賞新人賞。０７年にＮＨＫ大河ドラマ「風林火山」で山本勘助役で主演した。

　◆一路真輝（いちろ・まき）　１９６５（昭和４０）年１月９日生まれ、名古屋市出身。８２年に宝塚歌劇団に入団し、雪組トップスターを務め９６年に退団。舞台やテレビドラマに活躍し、０６年の結婚・出産後は育児を優先して休業。昨年３月に本格的に舞台復帰した。０４年の第１２回読売演劇大賞で優秀女優賞を受賞。