徳島でシイタケ菌床から放射性セシウム 菌床材料に南相馬市のおがくずを使用 おがくずには基準値がなく、全国で流通の恐れも
人工菌床によるシイタケ栽培
阿修羅掲示板への投稿によると、8月1日、徳島県でシイタケ栽培用のおがくず製菌床から最大410ベクレル/kgのセシウムが検出された。菌床材料には福島県南相馬市の製材所のおが粉(木の粉)を使用。汚染菌床は焼却処分に。
シイタケの人工菌床による栽培は、原木での栽培と並びポピュラーな栽培法。
国は堆肥や腐葉土の基準値を400ベクレルとしているが、シイタケ菌床の基準値は設けておらず、これまで全国で流通している可能性がある。
林野庁は8月12日になってようやく、福島県に対し、キノコ生産用の原木とおが粉(粉状のおがくず)、バーベキューなどの加熱調理用のまきと木炭について、放射性物質に汚染さ れていないかどうか保管状況を調査するよう依頼した。覆いなしに屋外に置かれていたものについては、譲渡や利用の自粛を事業者に要請 するよう求めている。それまではノーチェックで流通していたのではないか?全国的な検査が求められる。
菌床オガ粉から検出
阿修羅掲示板 8月17日
投稿者 ポリーテイアー 日時 2011 年 8 月 17 日 12:51:06: trv0OrkwFmReI
徳島県上勝町の第三セクター・上勝バイオは16日、福島県南相馬市の製材所のオガ粉(木の粉)で作ったシイタケ菌床約27万個(計約700立方メートル)を返却し、処分してもらうと発表した。「オガ粉から1キロあたり最大410ベクレルの放射性セシウムが検出された」としている。また、上勝町、製材所と連携し、東京電力と国に処分費用などを請求する方針。同三セクによると、オガ粉は5~7月に仕入れたという。国はセシウムが検出された堆肥や腐葉土の基準値を400ベクレルとしているが、シイタケ菌床の基準値は設けていない。(朝日新聞8月17日朝刊より)
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瓦礫なもちろんのこと木材が汚染されているので、汚染木材で住宅を作ったり、紙(パルプ)を作ったり、オガ粉にして鳥の餌や肥料・堆肥などにしても被曝してしまう。なお、汚染魚粉からもセシウムが検出されるので、鳥・卵も要注意。養殖魚も危ない。魚の養殖所は、絶対に東北太平洋側の魚粉を使わないでほしい。
放射性物質:福島キノコ資材利用自粛を要請 林野庁
林野庁は12日、福島県に対し、キノコ生産用の原木とおが粉(粉状のおがくず)、バーベキューなどの加熱調理用のまきと木炭について、放射性物質に汚染されていないかどうか保管状況を調査するよう依頼した。福島第1原発事故後、覆いなしに屋外に置かれていたものについては、譲渡や利用の自粛を事業者に要請するよう求めた。
林野庁は10月にも、原木やおが粉に含まれる放射性セシウムがキノコに移行する比率(移行係数)と、燃料としてまきや木炭を燃やした際の食品への移行比率を示す意向で、今回の要請はそれまでの暫定措置。原木とおが粉については、生産されたキノコが放射性セシウムの暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超えなければ自粛を解除する。
林野庁によると、09年の福島県のキノコ原木生産量(5万立方メートル)、キノコ用おが粉生産量(12万立方メートル)はいずれも全国1位。【佐藤浩】
生シイタケの放射能検査を実施~徳島県
徳島県は、県内の業者が生シイタケの生産用に福島県から仕入れたオガクズから放射性物質が検出されたことを受けて、生シイタケについて放射性物質の検査を始めました。
徳島県は生シイタケの生産量が年間7,000トンを超え、全国1位を誇っていますが、今月1日に徳島県内の業者が生シイタケの生産用に福島県から仕入れたオガクズから放射性セシウムが検出されました。
シイタケの原木やオガクズなどについて、国は暫定規制値を示していませんが、徳島県は県内の23の生産農家から生椎茸の提供を受け、放射線の簡易検査を18日から始めました。
徳島県はこれまでに新米やすだちなど10品目の放射性物質の検査を行っていますが、いずれも安全性が確認されています。
(毎日放送 08/18 12:39) 動画あり