NHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

茨城 玄米から微量放射性物質

8月19日 13時11分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

茨城県は鉾田市で行った収穫前のコメの検査で、玄米1キログラム当たり52ベクレルという微量の放射性セシウムが検出されたと発表しました。これは食品の暫定基準値の1キログラム当たり500ベクレルを大きく下回っていますが、茨城県は今後、鉾田市で、収穫後のコメの放射性セシウムの検査を行い、詳しく調べることにしています。

茨城県は空気中の放射線量が比較的高い13の市町村で、収穫前の稲の一部を刈り取って放射性セシウムの量を調べる「予備検査」を行っています。今月16日に鉾田市の3か所で収穫前の稲を採取して玄米を調べたところ、1か所の玄米から1キログラム当たり▽セシウム134が23ベクレル、▽セシウム137が29ベクレルの合わせて52ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。国の暫定基準値は1キログラム当たり500ベクレルで、今回の値はこれを大きく下回っています。茨城県は今後、鉾田市で収穫後のコメの放射性セシウムの検査を行い、詳しく調べることにしています。農林水産省では「国の暫定基準値である1キロ当たり500ベクレルを大幅に下回る数値で、食べても健康に影響がないレベルだ。収穫後にも改めて検査を行って、安全性を確認したい」と話しています。