本場の味! というソーセージは数多く売られていますが、本場ドイツの製法で作り、微妙な味の違いにこだわる日本人の味覚に合った本格的なソーセージは少ないものです。ドイツマニアの当編集部グルメ担当記者が、そんなバツグンに美味しいソーセージに出会ったので、皆さんにもお伝えしたいと思います。
はじめに言っておきますが、これは宣伝ではありません。本当に美味しいので紹介したいのです。今回ご紹介するソーセージは『プロージット ペルツァー・ヴルスト』(Prosit / 日本食研)です。ドイツではソーセージのことをヴルストと呼んでいます。このソーセージはヴルストという名に恥じないほど本格的なソーセージで、皮の弾力とハリ、あふれ出る肉汁の量、そして肉自体の味とウマミ、すべてにおいてパーフェクト。焼く・ボイルする、どちらでも美味しいのは確実です。
そのまま食べも美味しいのは当然なので、今回はちょっと手を加えた料理をご紹介。『プロージット ペルツァー・ヴルスト』の辛口バージョンである『プロージット ペルツァー・ヴルスト』を使った料理のレシピをお教えしたいと思います。作るのはピザ料理で、「季節のキノコを使ったチリヴルストピザ」です。スパイシーでありながらキノコの秋らしい風味とソーセージのウマミが融合した味が楽しめるピザです。
【季節キノコのスパイシープロージットピザ】(2人分)
プロージット クライナー・ヴルスト 2本
シメジ茸 1株
チェダーチーズ 2枚
ミックスチーズ 100~100グラム
イエローチリソース 適量
レッドチリソース 適量
粉パルメザンチーズ 3~4ふり
オリーブオイル 適量
ピザ生地(薄い生地) 1枚
1. ピザ生地にソースを塗る
2つの味が楽しめるように、ピザ生地にはイエローチリソースとレッドチリソースを塗ります。イエローとレッドで半分半分になるように塗りましょう。今回の料理にはピザソースは使用しません。チリの辛味と、ソーセージ本来のウマミを生かしたピザにするためです。
2. チーズとソーセージを盛りつける
四角形のペラペラサイズのチェダーチーズをちぎってランダムに盛り付けます。その上にミックスチーズ(いわゆるピザ用チーズ)をまんべんなく盛り付けます。ピザ生地の端にもちゃんとチーズを乗せましょう。次に薄く切ったソーセージをピザ生地全体に盛り付けましょう。ソーセージのサイズは大きくても小さくてもかまいません。そこに粉パルメザンチーズを3~4回ほどふりかけましょう。その上からオリーブオイルを適量かけましょう。
3. キノコを盛りつける
軽く洗ったシメジ茸を手でちぎり、ピザ生地に盛り付けます。「ちょっと具を乗せすぎなんじゃないの?」と思うかもしれませんが、焼くと縮むので問題ありません。さらにその上からオリーブオイルを適量かけましょう。
4. オーブンで焼く
あらかじめ350度の設定で余熱しておいたオーブンで15~17分ほど焼きましょう。300度までしか上がらないオーブンの場合は20~22分ほど焼きましょう。完成までの時間は気温や湿度で変化するので、時間前でもオーブンの内部を覗いてじゅうぶん焼けているようならば取り出してもかまいません。
シンプルな辛さと、ソーセージ本来のウマミがあふれ出すピザの完成です。チェダーチーズは肉とバッチリ相性が合うので、ソーセージの肉汁がチェダーチーズによって濃厚になります。ピザ生地に塗ったイエローとレッドのチリソースは強い辛さを出していますが、ミックスチーズのサッパリとした味わいが辛さをガード。辛いながらも、肉の美味しさとチーズの芳醇な味わいを堪能できるのです。
忘れてはならないのが、シメジ茸。味付けをまったくしていないシメジ茸ですが、純粋なキノコの味がソーセージとチーズのオイリーなテイストを抑え、何枚食べても飽きがこない完璧なピザへと導いてくれます。『プロージット クライナー・ヴルスト』だからこそ出せるピザの味といえるでしょう。もっと辛さを抑えたい方は、辛くない『プロージット ペルツァー・ヴルスト』を使っても美味しく作れます。
ぜひ、一度、本場ドイツの美味しさを堪能していただきたいものです。ちなみにドイツでは、クリスマスシーズンになると日本の縁日のように屋台が街に並びます。そこで売られている定番の料理はもちろんソーセージ。
ドイツのソーセージは屋台によって味が違い、各店が自慢のソーセージをお客さんに振舞っています。ドイツ人たちはシナモンやオレンジ等の果汁が入ったホットワイン『グリューワイン』を飲みつつ、ソーセージを食べてクリスマスを祝います。ぜひ、皆さんも今年のクリスマスに試してみてはいかがでしょう。
(記者/ 乎古止点)
写真: Pouch
■参考リンク
「プロージット ペルツァー・ヴルスト」(日本食研)
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