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2011年8月18日(木) 19:25 |
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萩前・一本木遺跡の発掘調査
高松市は、市の中心部にある萩前・一本木遺跡の発掘調査を行っています。 これまでに古代の竪穴建物の跡などが見つかり、1500年頃前に、この地域に集落があったことなどがわかってきました。
高松市仏生山町にある古墳時代中期から奈良時代にかけての遺跡、萩前・一本木遺跡です。 発掘調査は、新しい高松市民病院が来年度に建設されるのを前に、今年4月から行われています。 竪穴建物は地面を堀って作った建物で、約1500年前、古墳時代後期から飛鳥時代のものとみられています。 この遺跡では、竪穴建物12棟の跡が見つかったことから、この辺りに集落があったとみられています。 高松市内でこの時代の集落が見つかるのは珍しいということです。 また調査では、「柱穴」と呼ばれる柱を建てるための穴も見つかりました。 この「柱穴」は、たて70センチ、よこ60センチで大型の柱が立っていたとみられます。 柱を使った建物は奈良時代、「掘立柱建物」と呼ばれ、大型の柱を使った建物は重要な施設と考えられています。 発掘現場からは、土器やガラス玉なども数百点が出土しています。 高松市では出土品の調査も行い、古代の集落の様子を解明することにしています。 発掘調査は来年8月まで行われます。
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