なんか俺のユーノ愛が爆発した(笑
3話ぐらい主人公が空気になりますw
その代わりフォワードメンバーには無限書庫の辛さを味わってもらうZE☆
第8話
あの後、意識を失ったシグナムさんはシャマルさんが医務室まで抱えていった。
ん?俺?いやだな~俺が運んだら絶対何かのフラグが立つだろ。
お姫様抱っことかお姫様抱っことか後日映像を見たシグナムさんからの紫電一閃とか。
あいにくまだ死にたくはないのだよ。
そして現在はギャラリー陣と合流してフォワードメンバーとの挨拶も終わり、
隊舎に戻っていたところ・・・・・だったはずなのだが。
今目の前には左官クラスのド偉い人がいるんだ。
その名をユーノ・スクライアと言う。
んでそのめちゃくちゃ偉い人がなのはさんと仲良く話しているのだ。
(なんか恋人っぽく視えるのは気のせいだ、気のせいったら気のせいなのだ)
しかしそれを知らない人から見れば異質に見えたのだろう。
実際何も知らないフォワード陣は不思議そうな顔をしていた。
ティアナ視点から見ると、
ここは管理局内だというのに、私服で歩いているその青年は見た目にもヒョロイ感じの学者タイプで、
ティアナはああいう学者タイプは嫌いだ。
現場の事は何も分からずに言いがかりばかりつけてくる。
それに、どうにも…その、自分より綺麗っぽくて、ちょっとむかつく、と内心思うティアナだった。
そんな人があのエースオブエースの『高町 なのは』と親しく話しているのだ。
そう思うのが自然なのだろう。
「あの~フェイトさん、あの人はいったい誰なんですか?」
エリオが代表してなのはとユーノを見ながら、フェイトに聞いた。
新人4名、その質問の答えに興味津々だ。
「ああ・・・・エリオ、ユーノのこと覚えてる?」
「・・・・・?」
「ほら、よく本読んでくれた人。髪の毛長くてね」
「・・・・・あ、眼鏡かけてて・・・・髪の長い・・・あの人ですか」
エリオは数年前の記憶を掘り出す。
何度も会った人であるが、魔導士と言う認識すらなかった。
時折会って、面白い話を沢山してくれる、そんな人だったなぁ、とエリオは思い出す。
「まぁ、ユーノは私たちの幼馴染でね」
「えっ?そうなんですか?」
「てっきり、フェイトさん達の関係者って、皆、六課に何らかの形で関わっていると思ってたんですけど。」
「まあ、それも間違いじゃないよ、唯一、六課のどこを探しても、名前が載らないのが、ユーノだね。」
クロノ、リンディ、レティ、アルフ、聖王教会などなど。
バックアップから後見人、使い魔まで、ほぼ全ての知り合いが六課に名前を連ねている。
しかし、ユーノはそこに名前が存在しない。
ユーノ・スクライア。
管理局本局『無限書庫』の
伝説の司書長であり有名な考古学者としての顔を持つ2足の草鞋を履いた魔導士。
年に無限書庫で働く期間は約半年、残りの半年を遺跡発掘に費やす根っからの学者だが、
その情報処理・分析能力は1人で大規模艦隊を指揮できるとさえ言われている。
それから『白い悪魔』とまで呼ばれ並み居る男達(大半がキャリアで美形)を『撃墜』してきた『あの』高町なのはの恋人とも噂されているのは、管理局のゴシップ業界では有名な話だったりする・・・のだが。
「仕方がないんじゃないですか、明らかにそれほど有能そうな人間に見えなかったし。」
・・・・知らないというのは罪なのかな。
何にも取り得がなさそうだし、ティアナはそんな風に言う。
提督や聖王教会と比べる事自体がおこがましいのではないだろうか。
と言うか一般人がそこにいるのはおかしい。
と、そう思ってティアナは言ったのだが、フェイトは苦笑した。
「違うよ、管理局がユーノを占有させるのを嫌ったんだ。」
その発言に、一同は目を丸くした。
この六課が設立するに際して、各方面から有能と思われる人材を数多引き抜いた。
なのに、彼らは引き抜け、彼は無理だった、と言う。
「ユーノを引きぬけていれば、資料も事務も知識も、何の心配もいらなかったのだがな。」
残念だ、とシグナムも言う。
言ってしまえば、何だそれ状態だ。
新人4人は、明らかに困惑の度合いを深めていた。
「ちょ、ちょっとまってください、エースオブエースで呼称されるなのはさんが引き抜きできて、そのユーノさんは無理だって言うんですか!?」
「役割が違いすぎる、ユーノを引き抜けば、六課以外の管理局全体の動きは鈍くなるだろうからな。」
「代わりに、六課は正にデスクワークでは困らないようになるだろうけど。」
シグナムとフェイトが顔を合わせて苦笑するのを見ながら、ティアナはまだ色んな疑惑が頭を走っていた。
「あの、あの人そんなにすごいんですか?正直そうは見えないんですが」
他のフォワードメンバーも似たような表情をしている。
エースオブエースよりもすごい人物なら自分たちが知っていてもおかしくないはずなんだけど・・・。
ティアナはそう思っていた。
実際六課の隊長陣などは管理局員はおろか一般市民すら知っている有名人なのだ。
シグナムとフェイトがうまく説明ができずう~ん、と唸っていると、はやてが言ってくれた。
「まあ言うなれば正当な評価がないからやな。」
「正当な評価?」
「例えばや、なのはちゃんがスバルを助けた空港爆破事件あったやろ。」
「あ、はい。」
スバルがプカプカと思い出している間にも、はやては話を続ける。
「ここで、なのはちゃんの場合、何人を救出して、犠牲者を減らした、と数で表して、場合によっては表彰される事もあるやろ。」
「まあ、そうですね。」
「確かに。」
一同がうんうん、と頷くのを見ながら、はやては先生って気分ええもんやなぁ、となどと思いながら話を続ける。
「それがユーノ君の場合は存在せえへん言う事や。 何々の資料を探しました、はいご苦労様。 それで終わり。」
「…それで普通じゃないんですか、資料があっても行動するのは別の人なんだし。」
ティアナから言ってみれば、そんなものだろう。
資料をもらって、本当に行動するのは別の人だ。
資料を提供する側はそれ以外はできないわけだし。
資料をしっかりと提供して普通だろう。
「ま、そうや、ティアナの言う事が正解、でもなそれでその人が凄い、と思える人間がおるか?」
「本を調べるだけでしょ、何が凄いんですか?」
スバルがそんな事を言ったとき、どこかでビキリ、と音がした気がした。
そのことに気づいて冷や汗を流すはやてとフェイト、と空気化している俺。(今回のメインはユーノ)
しかし、新人はそんな事に気づかずに、会話は続く。
「そうですよね、言ったら何ですけど、凄い事やっている人とは思えませんね。」
「…う~ん。」
キャロとエリオの言葉に、更に響くビキビキと言う音。
エリオの方はただ唸っているだけなのだが。
「まぁ、過大評価なんじゃないんですか?」
そう言ってからどう見ても優秀そうには見えないし、と内心呟くティアナ。
それがある引き金とは知らず・・・・・。
そしてどこからか遂にブチッ、という何かが切れた音がした(汗
そして後ろからとてつもない威圧感がして、思わず全員そちらを見た。
あ~あ、と呆れた顔をしているヴィータがいて、その向こう側には…
悪魔がいた。
背後は炎が浮かびそうな程にゆらめきたっていた。
その後ろに引きつった笑顔を浮かべている人も見えたが正直そんなことに気を向ける余裕は、
フォワード陣にはなかった・・・・。
そしてゆっくりとこちらへ向かってくるあくm・・・・・魔王。
眼光が鋭い、と感じるのに、目から光が消えている。
「…あ、あのなのはさん?」
「フェイトちゃん、はやてちゃん、今から私が言う事を承認してくれる?」
「…何となく分かったけど、スクランブル入ったらどうするの?」
「その時はザフィーラさんとシャマルさん引っ張っていくから。あとシキくんも」
「………なのはぁ」
ウフフ、笑うなのはの顔があまりにも怖い。
黙っているしかない新人4人は、次になのはに視線を向けられて、ヒッ、と思わず後ずさった。
それほど、今のなのはは怖い。
「以下、命令ね、スバル・ナカジマ、ティアナ・ランスター、両名。」
「…エリオ・モンディアル、キャロ・ル・ルシエ、両名。」
「明日より二日間、無限書庫で勤務に入って、拒否権はなし。」
頷く以外に…何ができただろうか。
この時ほど空気状態でよかったと思える日はなかった・・・・・。
やべぇ、ユーノマジかっこいい!
どんぐらいかっこいいかって言うと
ユーノについて1話書いてしまうぐらい書いてしまうぐらいかっこいい!
(ユーノがどれだけ優秀でチートで淫獣じゃないかを書いてもいいですか?
答えは聞いてry)
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