先に静岡のお茶が放射能汚染を受けていて問題となった。福島第一原発からは、その距離、風向きを考えてもナゼと考えられる場所で起こった放射能汚染であった。しかし、この汚染も、原発事故後の関東一円の放射性ヨウ素による水不足騒ぎを考えると、なるほどと納得できる面もある。 今回の稲藁問題は、距離的には静岡よりもははるかに近い福島県内で起こった。ホットスポットと呼ばれる場所が原発から北西方向の200km圏外にあり、また静岡の茶畑も、同じ静岡県内であってもその立地によって放射能汚染度に違いが見られたので、こちらもホットスポットの影響があると見られている。相馬市での放射能汚染も十分に予想できたことである。 結局は大丈夫だろうと放置した行政の問題ということになるが、そこまで思い至らなかったのかもしれない。全ては結果論か? しかし、一度この事実が分かってしまうと、後は横展開を図り徹底的に食の安全に務める必要がある。すでに汚染された稲藁のかなりの部分がかなりの農家で与えられている可能性もあるだろう。そう考えるのが妥当である。 とすると牛の放射能汚染度合いをどう判断するか? 現在は肉にした段階で放射線量を測定している。これでは、大量のサンプルを分析するには無理がある。下の記事にヒントが記されているが、牛の尿に含まれる放射性セシウムの量を測定するのが早道ではなかろうか? 測定した値は、インターネットで牛につけたコード番号とともに表示・公開していただけると消費者としても安心である。 毎日jp 7月15日 東日本大震災:汚染疑い牛、別に42頭 福島・浅川、わらにセシウム 6都県へ 福島県南相馬市内から出荷された牛から暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたのに続き、同県は14日、同県浅川町の畜産農家でも、高濃度の放射性セシウムを含む稲わらを餌として肉牛に与えていたと発表した。この農家が、震災後の4月以降に東京、神奈川、千葉、宮城の4都県に42頭の肉牛を出荷していたことも確認した。いずれも食肉処理され、肉は山形、岩手両県にも出荷された。福島県は各自治体に流通状況などの調査を依頼している。 県や厚生労働省、農林水産省によると、浅川町の畜産農家が餌として与えていた稲わらから放射性セシウムが1キロ当たり最高で9万7000ベクレル検出され、現在飼育中の牛の尿からも同530ベクレル検出された。南相馬市のケースで稲わらから検出されたのは1キロ当たり7万5000ベクレルだった。 |
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静岡の底魚のヒラメからも放射性物質検出 ...
1:名無しさん@涙目です。(catv?):2011/07/18(月)16:17:52.71ID:本誌が7月上旬に行った調査で、放射性物質が検出された海産物は、100品中28品にのぼり、3割という高確率で汚染が見つかった。水... ...続きを見る |
迷宮攻略 2011/07/18 20:06 |
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