被災地で医師名乗った男逮捕
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被災地で医師名乗った男逮捕

8月19日 4時52分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

震災後、宮城県石巻市でボランティアを名乗って活動していた男が、実際には資格がないのに医師と称していたとして、警察は19日、この男を医師法違反の疑いで逮捕しました。男は容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは震災後、石巻市で「米田きよし」という名前で活動していた、住所不定で職業不詳の米田吉誉容疑者(42)です。警察の調べによりますと、米田容疑者はことし6月、医師の資格を示すよう求めた石巻市の社会福祉協議会の職員に、「医師国家資格認定証」などと書かれたカードのコピーを提示し、医師と称したとして医師法違反の疑いが持たれています。警察は18日、米田容疑者が活動の拠点にしていたキャンピングカーの捜索を行うなど捜査を進めた結果、実際には資格がないのに医師を名乗っていた疑いが強まったとして、札幌市内にいた容疑者を19日、逮捕しました。警察の調べに対し、米田容疑者は「逮捕事実は分かるが、否認する」と供述しているということです。米田容疑者については、けがをした人の手当てをしていたという情報が複数寄せられていることから、警察は実際に医療行為を行っていた疑いもあるとみて、調べを進めることにしています。