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【芸能・社会】

八代亜紀 震災復興へ来月絵画展 「日和山公園」など新作展示即売

2011年8月18日 紙面から

復興への思いを込めて、新作「日和山公園」の絵筆をとる八代亜紀=神奈川県・箱根のアトリエで

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 演歌の女王が絵画で復興の手助けへ。歌手の八代亜紀(60)が、歌とともにライフワークとして取り組む絵画で、東日本大震災の被災地復興のためにチャリティー絵画展を開くことが17日、分かった。来月15日から東京・渋谷の東急百貨店本店で「八代亜紀 絵画展〜未来へのメッセージ」と題して開催するもので、売り上げの一部を義援金として被災地に寄付する。

 未曽有の被害に心を痛めていた八代が、初めて被災地を訪れたのは5月1日。宮城県東松島市、石巻市を訪問して畳2000枚を寄付した。同24日には、福島県郡山市も訪問、「雨の慕情」などを歌って現地の人たちを慰めた。

 が、あまりの光景に絶句した八代は、長い時間をかけて応援していく必要があると痛感。本業の歌で被災地を慰問するだけでなく、今度は得意な絵画の筆をふるって、視覚的に元気づけていくことを思い付いた。

 題材に選んだのは石巻市の景勝地、日和山公園。八代は「5月に訪問した際、地元の若者が故郷を盛り上げようと日和山公園で花見を呼び掛けていた姿に感動して私も飛び入り参加しました。その時の景色を見て、復興への祈りを込めています。この半年で実際に見て触れて感じた思いを、作品を通じて皆さんにお届けできればと思い、テーマを『未来へのメッセージ』としました。あらためて東北の素晴らしい風景を思い出していただき、心に焼き付けてくだされば幸いです」と話している。

 今回の絵画展では、復興のシンボルとして描いた新作4点をはじめ全40点を展示・即売する。また、9月19日午後2時から、来場者を対象にしたサイン&ミニトークショーを行う。収益金の一部は、義援金として被災地に寄付する。絵画展は、9月15日から21日まで。

◆仏ル・サロン展の永久会員

 八代亜紀(やしろ・あき) 1950年8月29日生まれ、熊本県八代市出身。71年デビュー。オーディション番組「全日本歌謡選手権」でグランドチャンピオンに。73年「なみだ恋」が大ヒット。80年「雨の慕情」で日本レコード大賞受賞。今年1月にデビュー40周年シングル「人生の贈りもの」を出した。絵画では、98年からフランスのル・サロン展に5年連続入選して、永久会員に。昨年、文化庁長官表彰を受けた。

 

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