NHK宮城県のニュース　仙台放送局

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石巻市　がれきを粉砕処理へ

被災地の自治体のなかでももっとも多くのがれきが出ている石巻市では、一時的な保管場所の容量が限界となっているところもあり、市は、がれきを細かく砕いて処理する独自の取り組みをはじめることになりました。
宮城県などによりますと、石巻市では、被災地の自治体のなかでももっとも多い６００万トンを超えるがれきが出たと推計され、がれきの処理が大きな課題となっています。
市によりますと、がれきは、市内の２４か所に設けられた仮の置き場に保管されていますが、運び込まれたがれきは全体の２０％程度にとどまっているうえ、すでに容量が限界となっている置き場もあるということです。
このため市では、少しでもがれきの量を減らそうと、がれきを分別したうえで細かく砕く独自の処理を来月にも始めることになりました。
この処理は、市の郊外でがれきを砕く専用の機械を使って行われ、市では、この方法で１日４００トンほどのがれきを砕き、がれきの量を半分程度に減らすことができるとしています。
砕かれたがれきは、県が今後建設する施設で焼却などの最終処分が行われる見通しです。
市では関連する予算を今月２２日に開かれる臨時市議会に提案し、処理を行う業者の選定を始めることにしています。

08月18日　20時00分

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