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【プロ野球】糸数 妻子に見せたプロ初完封2011年8月18日 紙面から
◆日本ハム9−0ロッテ勝利の瞬間、グッと拳を握り締めた。日本ハムの先発・糸数がネット裏で明希乃夫人と2人の娘が見守る中、うれしいプロ初完封を飾った。ロッテ打線を散発4安打。QVCマリンのスコアボードに堂々と9個の「0」を刻んだ。 「嫁と娘が見ている中で勝ててよかった」。糸数の顔に充実感が浮かんだ。妻子の観戦試合はKO続きで「見に来ない方がいいのかな」と言われていたが、心配も完封で一掃。「おやじのいいところをみせられてよかった」と満面の笑みだ。 先発の6番手。前回登板だった10日の西武戦(西武ドーム)は10安打6失点。2軍行きを覚悟したが、チャンスがもう一回、巡ってきた。負ければ、今度こそ2軍の鎌ケ谷へ逆戻り。沖縄出身で、普段は“なんくるないさ〜”のウミンチュ気質だが、この日は背水の陣。攻めた。「勝つ」と決意した糸数は打者を打ち取ることに集中した。 しかし、頭は冷静だった。マウンドで7メートルの風速を感じると、普段はカウントを稼ぐカーブを決め球にすることを選択。これが吉と出た。白球は「うまく、曲がってくれた」と自身が驚くほどのキレをみせ、ロッテに凡打の山を築かせた。 吉井投手コーチはベンチで「ジーマーミー」と声をかけ続けた。本来は沖縄でピーナッツを表す単語。「意味は全然違うんですけどね」と糸数は笑うが、故郷の言葉が心を和ませたのは事実。そんな右腕に梨田監督も「攻める気持ちでいたね」と労をねぎらっていた。 (川越亮太) PR情報
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