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[ライフ]ニュース
【第10回産経志塾】政治評論家・屋山太郎氏 許されぬ「出たとこ勝負の発想」
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【プロフィル】屋山太郎
ややま・たろう 政治評論家。日本の保守論壇を代表する論客の一人。昭和7年生まれ、79歳。福岡県出身。東京都立青山高等学校、東北大学文学部仏文科卒業。34年に時事通信社入社。ローマ特派員、首相官邸キャップ、ジュネーブ特派員、編集委員兼解説委員を歴任し、62年退社。第2次臨時行政調査会(土光臨調)に参画、国鉄の分割・民営化を進めた。以後、第1~3次行政改革推進審議会専門委員、選挙制度審議会委員、臨時教育審議会専門委員を務めた。平成13年に第17回正論大賞を受賞。
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≪Q&A≫
Q 官僚の権限はどう地方に移管するか
A ブロックごとに地方整備局や農政局がやるが、これを一つにして道州制に移行させる。民主党はそれを言ってきたが、実行する気がない。霞が関が全部をコントロールするのは意味がない。
Q 日米同盟はずっと続けるべきか
A 海洋国家が大陸国家にコミットすると失敗が多い。中国と組むことはない。日本は海洋国家として米国と同盟を続けるべきだ。
Q 官僚制度は今後どうするのがいいか
A 天下りをしないように、定年まで仕事をさせる。ただ、官僚の給料を民間のような信賞必罰の給与体系にする。
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≪塾生コメント≫
▼湘南白百合学園高校2年、成田沙季さん(17)「脱原発と思っていたが、話を聞いて浅はかだったと思った。事故を受けても世界で最高の原発を作ろうという話に日本人としての誇りを感じた」
▼青山学院大学3年、中尾裕一さん(20)「官僚制度の弊害を歴史的背景から説明するなど、広い目を持つ必要があると主張が一貫していた」
▼慶応義塾大学3年、結城知憲さん(21)「政治は国民の利益を優先すべきなのに、既得権益を持つ団体が選挙で力を持ち、そういう団体に目がいってしまうなど政治の難しさを実感した」
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