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「北方四島は戦利品」 ロシアの映画監督がブログで発言

(08/18 10:21、08/18 10:25 更新)

 【ユジノサハリンスク大能伸悟】ロシアの著名な映画監督、俳優で、活発な言論活動により世論形成の影響力も強いニキータ・ミハルコフ氏(65)が、自身のブログで北方領土について、第2次世界大戦の結果、ロシアが勝ち取った「戦利品」だとし、領土返還に反対する姿勢を示していることが17日分かった。

 ミハルコフ氏は「黒い瞳」「太陽に灼(や)かれて」などの作品で知られる一方、「強国ロシア」の実現を目指し、政治的な発言を繰り返している。

 ミハルコフ氏は16日付のブログで「(四島返還への)日本人の願いは理解できる。日本人は大好きだ」としながらも、領土問題については「地政学的な状況は全く変わった。戦利品である四島を渡す可能性も、必要性も認められない」と強調した。

<北海道新聞8月18日朝刊掲載>

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