「謗法に陥らないための信仰の在り方」とは何か、この記事のタイトルでお気づきのように、「置不呵責」である。
大聖人は、これでもかと言うぐらいに「くどく」「くどく」我々に御教示されている。
■日蓮等の類のおそるべき文字一字之れ有り、若し此の文字を恐れざれば縦い当座は事なしとも未来無間の業たるべし、然らば無間地獄へ引き入る獄卒なるべし夫 れは置の一字是なり云云、此の置の一字は獄卒なるべし謗法不信の失を見ながら聞きながら云わずして置かんは必ず無間地獄へ堕在す可し、仍つて置の一字・獄 卒・阿防羅刹なるべし尤も以て恐る可きは置の一字なり云云■『大聖人の仏法を信仰する者が、恐れるべき文字が一つだけ有る。
もし、この仏の金言である文字を恐れないで修行すれば、例えすぐには何も起こらなくとも、未来に無間地獄に堕ちるカルマを積んだ事になる。
無間地獄に引き入れ残酷に責める「獄卒」とは、「置」の一字である。
「置」の一字こそ、我々信仰者を無間地獄に引き入れ残酷に責める業因なのだ。
謗法不信の誤りを犯している者を見ながら聞きながら、誤りを「指摘せずに放置する」ならば、必ず無間地獄に堕ちる！
だから「置」の一字は、我々信仰者が無間地獄に引き入れられ極めて残酷に責められる「獄 卒・阿防羅刹」となる悪業であり、仏法信仰者が最も恐れるべきは、「放置」を意味する「置」一字なのである。』
この御書は、日興上人への法華経講義に続き、２ヶ月後の大聖人晩年５７歳の時から２年間に渡り、本弟子である日向に法華経講義された
御本仏の遺言とも言える絶対の金言である！どんなに信心唱題しても謗法があれば成仏どころか地獄に堕ちる。
これが、大聖人の仏法の鉄則であり、
どんなに信心唱題しても他者の謗法を知って破折しなければ、己が地獄に堕ちる。
厳しき与同罪の教えなのである。
なぜ、これほどまでに厳しき教えなのか。
他者の謗法を破折することは、即ち、己の謗法を破折することになるからだ。
こう書いても、また、「他者の謗法を責める事が、己の宿業を消すことになる」などと観念的に軽く捉える者も居るかもしれないが、それだけではない！
現実に、己の信心の謗法を炙り出す作業が「置不呵責」なのである！自分の宗派が間違っていると想って信仰している者はいないだろう。
他者から見れば、どんなに低俗なカルト宗教であろうと、唯一絶対正しいと想って一度の人生をかけているのである。
そして、人生の晩年にして振り返っても、マルチ商法のごとく、上層部と一部の者だけが栄え、ほとんどが、自分が夢見た人生にはなっていない信者だらけである。
一眼の亀のごとく大聖人の仏法にめぐりあえたとしても、大聖人の教えを正しく行ずることは、なんと難しい事なのだろう。
小さな誤りならば、問題なく救えるのが大乗の法であろう。
しかし、己の大間違いの大謗法にさえも気付けないのが、末代幼稚の我々なのだ。
その自身の大謗法に気付かせてくれるのが、他者の犯している謗法（と判断したもの）を破折しようとする行為なのである。
御本仏が、この「置」の文字は、無間地獄の業因であり、最も恐れよ！
と繰り返し講義された意味はなんなのか。
そこに見いだされるのは「放置すれば無間地獄」の方程式だ。
「邪義（であるはずのもの）を放置するしかない宗派での信心は無間地獄」となる。
つまり、「邪義、謗法」と考えているものを放置するしかない己の信仰は、「間違っていると気付きなさい」との無言のメッセージなのだ！
「置不呵責」が実践できない宗派は、無間地獄行きの宗派なのである！
「置不呵責」を実践する以外に、大聖人の仏法を正しく行ずることはできないし、正しく行じたことにならない。
御本仏の仏法を正しく行ずるには、「置不呵責」を身読し続ける以外にないのだ！
この法華経講義（御講聞書）が、大聖人滅後、釈迦本仏論を是とする日蓮宗の元祖となる日向に伝授されたことにも、極めて深い意味を感ずるのである。
日蓮宗の信徒は、この御文をどう心得ているのであろうか？
本尊雑乱をどう説明するのか。
大聖人を御本仏とする宗派を間違いだと邪義だと想うならば、徹底して破折しなければならないが、何をしているのか。
それができないならば、それこそ日蓮宗の邪宗の証明である！
御本仏曰く
■見壊法者の見と置不呵責の置とを能く能く心腑に染む可きなり、法華経の敵を見ながら置いてせめずんば師檀ともに無間地獄は疑いなかるべし、南岳大師の云く「諸の悪人と倶に地獄に堕ちん」云云、謗法を責めずして成仏を願はば火の中に水を求め水の中に火を尋ぬるが如くなるべしはかなし・はかなし、何に法華経を信じ給うとも謗法あらば必ず地獄にをつべし、うるし千ばいに蟹の足一つ入れたらんが如し、毒気深入・失本心故は是なり■この御書を与えられた曾谷教信も、観心本尊抄を曲解し「方便品不読」などの邪義謗法を犯す面があった信徒である。
我見や誤読によって謗法を犯しかねない信仰者に対して、やはり大聖人は、「謗法に陥らないための信仰の在り方」である「置不呵責」を明確に強く判りやすく教えられたのである。
聡明な読者は、私が言いたい事など最初から気付いていただろう。
私の「御本尊の開眼義破折」
http://kangaeruhito777.blog100.fc2.com/blog-entry-64.htmlを、誰一人も一切破折し返す事ができず、何ヶ月経っても放置し続ける日蓮正宗は、「日蓮大聖人の正宗」ではないどころか、日蓮大聖人に敵対する大邪宗門であり、御本仏御自身が「必ず無間地獄に堕ちる」と強く断言された宗派なのである。
私が証明した「『創価学会の永遠の指導者』池田大作氏の大嘘と大矛盾」
http://kangaeruhito777.blog100.fc2.com/?q=%C1%CF%B2%C1%B3%D8%B2%F1%A4%CE%B1%CA%B1%F3%A4%CE%BB%D8%C6%B3%BC%D4#entry10を破折できない創価学会も学会員も同様である。
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