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九電へ「祭りに寄付を」 佐賀県議の要望記録 | ||
九州電力の「やらせメール」に絡み、同社原子力発電本部幹部が佐賀・玄海原発の関連資料の破棄を指示した問題で、廃棄対象となった資料には佐賀県議らから「地元の祭りに寄付してほしい」「集会に車を出してほしい」などと要望を受けた際の記録が含まれていたことが16日、九電関係者への取材で分かった。
関係者によると、原子力発電本部の中村明副本部長の指示で、佐賀支社の原子力担当社員が捨てようとした資料には、県議との懇談内容などの記載があり、県議側から九電に働き掛けている内容も含まれていたという。
九電は当時、玄海原発のプルサーマル導入に向けて議会対策を強化しており、議員の理解を求める中で交わされたやりとりの記録とみられる。
また、佐賀支社で破棄されそうになった資料は、15冊のファイルに収めた書類のうち、個人名が書かれた一部だったことも判明。ファイルから抜き取り、機密文書を捨てるためのボックスに入れられていたが、寸前で全て回収されたという。 |
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2011年08月18日更新 |