１７日午後、徳島県の那賀川で水遊びをしていた男子大学生が流され、捜索の結果、死亡した状態で発見されました。
午後４時半頃、徳島県那賀町の那賀川で遊んでいた大学生から「友人が流された」と警察に通報がありました。警察や消防が駆けつけて近くの捜索にあたったところ、およそ３時間後に、流された場所からおよそ３００メートル下流の水中で既に死亡している男性が見つかりました。警察によると死亡したのは香川大学１年生の田枝裕樹さん（１８）です。田枝さんは大学のサークル仲間らおよそ３０人と１７日から１泊２日の予定でキャンプ場に来ていて、近くの川で水遊びをしていたところ流されたということです。現場は普段から水の流れが速かったということで、警察は当時の状況を詳しく調べることにしています。

先月、堺市で男性にひもを引っかけてケガをさせた疑いで逮捕された高校生ら７人について、警察は傷害の疑いで書類を検察庁に送りました。
防犯カメラに映る７人の少年。１７歳から１８歳の高校生や無職の少年７人は、既に逮捕され、傷害の疑いで捜査書類が検察庁に送られました。７人は堺区で男性会社員（５２）に後ろから自転車で近づき、ゴムひもを巻いて左腕にケガをさせた疑いが持たれています。またそのうち２人については、この直前に７０歳の男性と自転車ですれ違った際にゴムひもを首にひっかけ、ケガをさせた疑いも持たれています。取調べに対して７人は「びっくりする顔が見たくてやった」と話し、「申し訳ないことをした。ここまで話が大きくなるとは思っていなかった」と供述しているということです。

大阪市内の百貨店では、お中元ギフトの売れ残りを手ごろな価格で販売するセールが始まりました。

【店員】「お客様〜後ろから押さないようにしてくださ〜い！危険ですのでちょっとだけ」

大丸心斎橋店で始まったお中元ギフトの処分市では毎年、お中元シーズンが過ぎると、ギフト用にセット販売していた商品を解体して通常の２割から６割引きで販売しています。
ことしは、「節電の夏」ということで、暑さを乗り切るため「ヒンヤリ」をテーマにした和菓子やそうめんなどが売れ筋です。
会場は、我先にとお目当ての商品を奪い合う人たちで賑わいました。
毎年一番人気の食用油は、なんとわずか３０分ほどで完売。

【買い物客】
「今年お客さんが多いですね。疲れました」
「お目当ては油とかそうめんとかのりとか昆布とかの食品ですね」
「いやぁ大変です。ものすごい並んでたから最後の３つしか買えませんでした」
【親に付添って来た子ども】
「荷物盗られへんように見といてって言われた。欲しいものは全然ない。ぼく食料品は関係ないもん」と話していました。

この「食品ギフト徹底処分市」は今月３０日まで開かれ、およそ１億円の売り上げを見込んでいます。

大阪府高槻市の百貨店では、宮城県のおいしいものを一堂に集めたイベントが始まりました。
先月に続き２度目の開催で、今回は宮城県から「ゆるキャラ」も駆けつけました。

開店と同時にできた行列、その先には、謎のゆるキャラが。
ひこにゃん？ではなく、はるばる宮城県からやって来た観光ＰＲキャラクター「むすび丸」。
高槻市の「はにたん」と一緒に、宮城のおいしいものを宣伝します。
高槻市の百貨店で始まった「がんばろう宮城フェア」。
先月に続く第２弾で、今回は仙台名物・牛タンも登場しました。
香ばしい香りに我慢ができなくなったら、その場で食べることもできます。
イベントには、工場が被災した店も参加。
まだ生産ができない商品もあるものの、何とか踏ん張っています。
【笹かまぼこ「鐘崎」・高橋嘉寿さん】
「笹かまぼこだけでなく、東北がんばってるぞとＰＲしたい。ここに来て東北を知っていただいて、東北に足を運んでもらえればいいなと」
【せんだい杜の都親善大使・小野寺みなみさん】
「牛タンに笹かまぼこにずんだ餅、仙台のおいしいものがいっぱいなので、是非いらしてくださ〜い」
このイベントは、西武高槻店で今月２３日まで開かれています。

京都のお盆の伝統行事「五山の送り火」が１６日行われました。
岩手県の薪の使用をめぐり騒動が続きましたが、鎮魂の炎が京都の町を照らしました。

１６日夜、京都の街を囲む５つの山に文字と文様が浮かびあがりました。
お盆の伝統行事・「五山の送り火」。
ことしは、東日本大震災の犠牲者への鎮魂の思いも込めて炎が焚かれました。
【訪れた人】
「鎮魂の意味を踏まえまして、いい送り火になればと思います」「もともと魂を送り出す行事、大震災の被災者の皆さんの魂をちゃんとお送りしてあげたいですよね、我々も」

五山の送り火の象徴にもなっている東山の「大文字」。
７５の火柱が、文字を浮かび上がらせました。
大文字の送り火では、岩手県陸前高田市の薪に被災者がメッセージを書き燃やす当初の計画が放射能の不安から断念、その後取り寄せた別の薪についても放射性セシウムが検出され再び使用中止に。
被災地の薪を２度も拒むこととなった京都の伝統行事。
被災者のメッセージは京都の杉の護摩木に書き写され、京都市民らの被災地へのメッセージが書かれた護摩木とともに組みあげられました。
【保存会の関係者は】
「東北の方の護摩木も組んでいるのでそういう思いも届けてやっていきたい」多くの人たちが見守る中京都の夜に送り火がともされました。
【大文字保存会理事長】
「きょうは点火が終わりましたけど、これで終わりではなくて、色んな活動を通じて被災された方に少しでも協力したい」

二転三転はあったものの、夜空を彩る炎に、多くの人が犠牲者への鎮魂と被災地の復興を祈りました。

大阪市天王寺区で３つの一斗缶からバラバラの遺体が見つかった事件で遺体の部分によって腐敗状況が違うことから一部は冷蔵庫に保管されていた可能性があることがわかりました。

この事件は、大阪市天王寺区の公園や路上に放置された３つの一斗缶から頭や骨など少なくとも２人の遺体の一部が見つかったものです。
解剖の結果、頭は４０歳代から５０歳代の男性で、死後、およそ２ヵ月、腐敗が進んでいますが、目や鼻は判別できたということです。
一方で、背中や腰の骨は形からこの男性のものとみられますが、ほぼ白骨化していて、頭とは腐敗の状況が違っています。
また、サイズがおよそ２４センチの左右の足は、この男性とは別の人物のものとわかりましたが、左と右で腐敗の状況に違いがあるということです。
警察は、犯人が遺体をバラバラにした後、一部を冷蔵庫に入れるなど別々に保管していた可能性があるとみて調べています。

お盆休みが終わり、街にいつもの通勤風景が戻ってきました。
皆さん、どんな休みを過ごしたのでしょうか。

大阪市内では、強い日差しが照りつける中、久しぶりに職場へ向かうサラリーマンやＯＬの姿が見られました。
【ＯＬ】「島根と兵庫県の浜坂の方の田舎にかえりました。（手にしているのは？）お土産です。」
【おにいさん】「もうちょっと休みたかったのはありますね。」
【おじいさん】「仕事出勤してましたから。忙しかったですか？暇やね今日から忙しくなるんじゃないかな」
一方この人は？【橋下徹大阪府知事】「自宅のベランダで一日。これ日焼けは、ベランダ焼けですね。」
お盆休みはあっという間に終わりましたが、暑さのほうは、もうしばらく辛抱が必要なようです。

輸血用の血液が不足しがちなこの時期に、献血の重要性をアピールしようと、大阪でちょっと豪華な献血活動が行われました。

高級感あふれる照明に壁には高そうな絵画が。
この部屋の中で行われているのは・・献血です。
大阪市北区の「ザ・リッツ・カールトン大阪」では、優雅な雰囲気を提供して多くの人に献血をしてもらおうと、日本赤十字社と協力して献血活動を行っています。
【ザ・リッツ・カールトン大阪　明坂睦子さん】「一般の献血会場とか献血バスと違いまして、ホテルのラグジュアリーな感じの宴会場でございますので、ベッドで横になってる時でも周りの雰囲気が違いますので、少しリラックスしていただけると思います」
お盆明けのこの時期は、病院で手術が集中するうえ、暑さで献血に行く人が減るということですが、涼しくてゴージャスな空間を味わおうと朝から７０人が献血に訪れました。
さらに献血をした後には、隣の部屋で夏期限定のシュークリームと飲み物を楽しむことが出来ます。
【献血した人】「待遇がいいと思いました」「三重県の名張市から来ました。ホテルのシュークリームなんて滅多に食べられないのでそれが食べたくて来ました。献血も興味ないことないんで一石二鳥です」
この豪華な献血は１７日だけですが、ホテルでは今後も献血活動に協力していくということです。

民事再生法の適用を申請した和牛オーナー制度の「安愚楽牧場」が、債権者への説明会を開きました。
債権者からは、怒りの声が相次ぎました。

「納得はいかないですよ！」
「『詐欺だ』なんていう人もいて」と参加した人が話すのは、神戸市で開かれた安愚楽牧場の債権者説明会。
会場では、債権者から怒りの声が相次ぎました。
安愚楽牧場は、繁殖牛のオーナーを募集し、生まれた仔牛を買い取る独自のシステムで７万人を超える会員を集めました。
しかし、福島第一原発事故の影響で、牛肉の出荷が制限されるなどして解約が相次ぎ、４３３０億円の負債を抱え、民事再生法の適用を申請しました。
説明会では、社長が謝罪した他、滞った配当金の支払いについての説明が行われました。
説明会に参加した債権者は、「社長の話も弁護士の話も通り一辺倒のもの。社長は一応涙は流していたけれど。」などと話しました。
安愚楽牧場は、牧場や施設の売却で債務の弁済にあたるとしていますが、債権者が納得のいく額を返せるかは不透明な状況です。

大阪市生野区で質屋などに２人組の男が侵入し、中にあった指輪が奪われる事件が２件相次ぎました。

１７日午前１０時ごろ、大阪市生野区小路東の質店で、２人組の男が金槌のようなものでショーケースを割り、指輪１０点ほどを奪って逃げました。
店には女性店員がいましたが、ケガはありませんでした。
そのおよそ３０分後、１キロほど離れた時計店でも２人組の男が店内に消火剤をまいて、ショーウィンドーの中から指輪８９万円相当を奪って逃げました。
いずれの現場でも、白い長袖のＴシャツと白と黒のＴシャツを着た３０代から４０代の男２人が目撃されています。
警察は同一犯の疑いもあるとみて、強盗事件として調べています。

資金繰りが悪化し、民事再生法の適用を申請した和牛オーナー制度の「安愚楽牧場」が債権者説明会を神戸で開きました。

信用調査会社によると、安愚楽牧場は繁殖牛のオーナーを募集し、生まれた仔牛を買い取るシステムで７万人を超える会員を集めました。
しかし、福島原発事故の影響で牛肉の出荷が制限されるなどしてオーナーの解約が相次いだため、４３３０億円の負債を抱えて民事再生法の適用を申請しました。
説明会ではこれまでの経緯や、滞った配当金の支払いについて説明が行われました。

【出席した債権者】「説明も十分じゃなかったし、資料を読んでいるだけでした」「『詐欺だ！』なんて言う人もいた」

安愚楽牧場は今後、牧場や施設を売却するなどして債務の弁済にあたるとしています。

大阪市天王寺区で三つの一斗缶からバラバラの遺体が見つかった事件で、遺体の部分によって腐敗状況が違うことから、一部は冷蔵庫に保管されていた可能性があることがわかりました。

この事件は、大阪市天王寺区の公園や路上に放置された三つの一斗缶から、頭や骨など少なくとも２人の遺体の一部が見つかったものです。
解剖の結果、頭は４０歳代から５０歳代の男性で、死後およそ２ヵ月が経過していて腐敗が進んでいますが、目や鼻は判別できたということです。
一方で、背中や腰の骨は形からこの男性のものとみられますが、ほぼ白骨化していて、頭とは腐敗状況が違っています。
また、およそ２４センチの左右の足首は、男性とは別の同一人物のものとみられることがわかりましたが、腐敗の状況に差があるということです。
警察は犯人が遺体をバラバラにした後、一部を冷蔵庫に入れるなど別々に保管していた可能性があるとみて調べています。

岩手県陸前高田市の薪の使用をめぐり騒動になった京都の「五山の送り火」が１６日夜行われ、被災地への祈りが捧げられました。

「五山の送り火」は、お盆に迎えた先祖の霊を送る伝統行事で、東日本大震災で亡くなった人々への鎮魂の想いもこめられました。

【訪れた人】
「鎮魂の意味を踏まえて、いい送り火になればと思います」
「大震災の被害者の皆さんの魂をちゃんとお送りしてあげたいですよね」

大文字の送り火では当初、陸前高田市の薪に被災者がメッセージを書いて燃やす計画でしたが、放射能の不安を訴える声が相次ぎ断念されました。
その後、別の薪が陸前高田市から取り寄せられましたが、放射性セシウムが検出されたことから再び使用中止に。
京都の杉の護摩木にメッセージが書き写され燃やされました。

【大文字保存会の理事長】
「きょうは点火が終わりましたけど、これで終わりではなくて、色んな活動を通じて被災された方に少しでも協力したい」

ことしはおよそ１１万人が訪れ、犠牲者の鎮魂と被災地の復興を祈りました。

１６日午後、大阪市生野区の路上で、賽銭箱を物色していた男に声をかけた７４歳の男性がナイフで刺され、ケガをしました。男は現場から逃走しています。

１６日午後５時半頃、大阪市生野区生野西４丁目で、近所に住む７４歳の男性が地蔵の前に置かれた賽銭箱を物色する男を見つけ、「何してるんや」と声をかけました。

【記者リポート】「被害者の話によりますと、男はしゃがみこむようにして、中を物色していたということです」

声をかけられた男はいきなりナイフを出し、男性の腹を刺して自転車で南の方向に逃げました。
男性は病院に運ばれ、右脇腹に深さおよそ２センチの傷を負いました。
逃げた男は年齢が５０歳代くらいで灰色のＴシャツを着て、黒っぽいズボンをはいていたということです。
警察は男性から当時の状況を詳しく聴き、強盗殺人未遂事件として捜査しています。

お盆休みが終わり、今日から仕事という人も多いのではないでしょうか。
大阪市内のビジネス街には、いつもの通勤風景が戻ってきました。

大阪市中央区の淀屋橋では、お盆休みが終わり、久しぶりにサラリーマンやＯＬの姿が見られました。

【女性】「島根と兵庫県浜坂の田舎にかえりました。」
【男性】「四国です。（道は）意外と空いていましたね。高速料金が値上がりしたせいももあるかもしれないですね」
【男性】「もうちょっと休みたかったのはありますね。」
【男性】「（お盆休みも）出勤してました」（Ｑ．忙しかったですか？）「暇やね。今日から忙しくなるんじゃないかな」

お盆でリラックスできた人も、そうでない人も、朝から厳しい太陽が照り付ける中、足早に仕事に向かって行きました。

お中元商品を解体して、手ごろな価格で販売するセールが大阪市内の百貨店ではじまり、賑わいをみせています。

大丸心斎橋店ではお中元用にセット販売されていた商品を解体し、通常の２割から６割引きで販売しています。
お中元シーズンの後に、毎年実施されているこの処分市。
例年は、油やコーヒーなどのセット商品が人気ですが、ことしは「節電の夏」ということで、ヒンヤリをテーマにしたフルーツや素麺なども売れ筋だということです。
女性客の一人は「今年は（人が）多いです。疲れます」と話しながら、また次の売り場へ。
夫婦で訪れた男性は「ものすごい並んでたから、最後の３つだった」と大粒の汗を浮かべていました。
このセールは今月３０日までで、１億円の売り上げを見込んでいます。

ウサギなどを擬人化して描いた国宝「鳥獣人物戯画」を、着物などに使われる「絞り」の技法で表現した作品が京都市内で展示されています。

凛々しく弓を構えるウサギに、追いかけてくるウサギから必死に逃げるサル。
全長３５メートルの布に国宝「鳥獣人物戯画」を表現したこの作品は、京都の絞り職人４０人が１年がかりで完成させたものです。
木を描くのには染めない部分を糸で細かく絞った「鹿の子絞り」という技法が使われています。
また動物などの繊細な描写には、墨絵と絞りを組み合わせるなど、さまざまな技術を用いて作られました。
会場には、地球温暖化防止京都会議で展示された巨大な球体に絞りで地球を表現したオブジェも置かれています。
作品は「京都絞り工芸館」で１０月２日まで展示されています。