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◆ 復活。大人向"コドモバラエティ"(6)
さて、CSで絶賛再放送中の『ウゴウゴ・ルーガ』もセカンドシーズンを過ぎ、来春一週間かけて毎日5時間づつ、初回から第100回までも一挙放送を控えていますが、今回は権利上の問題でCSでは放映されていない「劇中劇」のひとつ、『みずいろぞうさん』の主題歌を紹介しましょう。 なお、同じく非再放映だった『ノンタンといっしょ』に関しましてはこちらで既に紹介しておりますのでご覧ください。 TITLE:ウハウハ イヒイヒ ドッチラケ ARTISTS:二葉百合子(あいのて:田中真弓 コーラス:たんぽぽ&ゴー・ゴー・コーラス隊) RELEASE:1993/06/23 CD NUMBER:KIDS142 LABEL:KING ACQUISITION(入手容易度):☆ STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆ CURIOSITY (ヘンテコ度):☆☆☆☆☆ 本編では前作「ももいろぞうさん」をうけて「みずいろぞうさん」ということになっていましたが、実はベジタブルズーという原作がもとになっており、野菜のような動物が活躍するいわば「子供向け実写モノ」の趣は「ももいろぞうさん」の遺伝子をそのまんま受け継いだ作品といえます。 本編画像(ベジタブルズーのサイトより)。 ほうれんゾウ(中央)やじゃガモ(同最左)、そしてきゅうりュウ(同最右)など、 「ももいろ~」が子供部屋の玩具だったのに対し 「みずいろ~」は冷蔵庫の野菜類をモチーフにしている。 関係ないが、雪印6P?チーズのディテールには笑える。 さて、この主題歌を担当したのが、あの戦後の名曲『岸壁の母』を世に知らしめた歌手二葉百合子女史そのひとであり、奇しくも(というか狙っていたのでしょうか)彼女の59回目の誕生日にリリースされたのが、よりによってこんなにコミカルな楽曲。そんなコワれた楽曲でも脇を固めるクリエイター達は豪華。 作詞は元都知事の青島幸男氏、作曲はご子息の作品『マツケンサンバ』が有名で、かつてはFMでチャート番組にも携わっていた宮川泰氏がフルオーケストラを擁し、おまけにあいのてにはドラゴンボールのクリリンの声優役といえばわかりやすい田中真弓女史も参加しており、ある意味で貴重な作品といえます。 ただ、青島氏の歌詞は難解極まりなく 親がウハなら 子供はイヒだよ 学校も先生もシャンシャンシャン ・・・・。 まったく意味がわかりません。 少なくとも、「親が味覚糖なら、子供は旭化成」という意味ではないでしょう。 謹厳実直 キンゲンジャンケンガギンガギン 品行方正 ヒンコン ホンコン スココン コン 奮励努力 フンニャ ハンニャ ギンバリナ 苦節十年 エッチラ オッチラ トコトンヤレー もうこうなると、単なるコトバ遊びですね。 ココには、生真面目な『明日があるさ』の青島氏ではなく、意味不明な擬音がサビを飾る『スーダラ節』の青島氏がいることはまちがいありません。 さて、このCDの入手可能度ですが、二葉百合子女史としてのスタンダードな名曲集は容易に手に入る一方で、この曲はカノジョにとっても特殊な企画モノといえ、きわめて出にくい状況です。 『ウゴウゴ~』の生放送では、タイアップにちなんで彼女自身も出演し「テクノどうよう」を披露されていましたが、その経験も含め貴重な作品といえます。もし中古市場でみかけたら、あなたの「ウォッチリスト」にぜひ加えてあげてください。 │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |