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[政治]ニュース トピック:自民党
子ども手当存続ビラに自民猛反発 再生エネ審議拒否も
2011.8.17 23:59
民主党が「誤解しないで。子ども手当存続します」と訴えるビラを配布したことを受け、自民党は「事実に反する」と猛反発、終盤国会の日程がひっくり返りかねない騒ぎになった。民主党の岡田克也幹事長らが慌てて謝罪し、自民党は何とか矛を収めたが、今後もチグハグな対応が続けば、国会日程が滞り、結果的に菅直人首相の延命に手を貸すことになりかねない。
「来年度から子ども手当を児童手当にすることを公党間で約束したのにこれですよ! ひどいね…」
自民党の石原伸晃幹事長は17日、民主党のビラを手にかざして怒りを爆発させた。逢沢一郎国対委員長も「バカにされた。決着がつくまで国会に出られない」と語り、表現削除に応じなければ28日の再生エネルギー特措法案の衆院採決などを拒否する考えを示した。
これを知った民主党は対応に大わらわとなった。岡田幹事長は慌てて自民、公明両党の幹事長に電話をかけ「お騒がせして申し訳ない」と謝罪。民主党役員会では、ビラ作成を指示した藤本祐司広報委員長が「党員、サポーター、地方議員、支持者に配る内部資料だ」と釈明したが、安住淳国対委員長は「この時期にビラを出す必要があるのか! 法案が通ってからでいいのではないか」と突き上げた。
結局、公明党の漆原良夫国対委員長が仲裁に入り、岡田氏が自民、公明の両幹事長に改めて釈明することで「手打ち」にする運びとなったが、民主、自民両党間のわだかまりはなお消えない。31日の会期末まで綱渡りの国会日程が続くだけにささいないさかいをきっかけに国会が大混乱に陥る可能性もある。
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