「沖縄はゆすりの名人」と発言したとされ、更迭されたアメリカ国務省のケビン・メア前日本部長が17日、都内で記者会見を開き、自らの発言が正確に伝えられていないとして反論しました。
この問題は、アメリカ国務省の日本部長だったメア氏が、去年大学生に行った講義の中で、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題に関連し、「沖縄はゆすりの名人だ」などと述べたとされるもので、ことし3月、メア氏は日本部長を更迭されたほか、日本政府や地元・沖縄が強く反発しました。メア氏は、これに関連して自らの立場を記した著書が日本で出版されるのを前に、17日、都内で記者会見を開きました。メア氏は、発言があった根拠とされた学生によるメモが、講義から2か月半もたってからまとめられたと指摘したうえで、「メモは学生たちが書いたもので正確ではない」と述べ、自らの発言が正確に伝えられていないと反論しました。メア氏は日本部長を更迭されたあと、今年4月にアメリカ国務省を退職しています。