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2011/08/17 19:03更新
2011/08/17(水)

WED001 大船渡の小学校で始業式

大船渡市では津波で校舎が全壊した赤崎小学校と受け入れ先の蛸ノ浦小学校が合同で始業式をしました。子どもたちはそれぞれの学校の校歌を歌い元気に2学期のスタートをきりました。
赤崎小学校の児童129人はスクールバスで同じ町内の蛸ノ浦小学校に通っていて、工作などの夏休みの宿題を抱えながら登校しました。2つの学校の子どもたちは玄関先で挨拶を交わしたあと、さっそく二学期の始業式に臨みました。式では赤崎小学校の千田智明校長と蛸ノ浦小学校の菊池貫二校長が、「健康に気をつけて2校が協力して勉強をしてください」とあいさつしました。そして2つの学校の校歌を1番ずつ歌いました。その後、児童たちはクラスに分かれて夏休みの思い出や自慢の工作などを披露していました。2校では来月のマラソン大会や遠足などの行事も合同で取り組む予定です。


WED002 平泉を照らす浄土の明かり

送り盆のきのう、平泉町では毎年恒例の「平泉大文字送り火」が焚かれました。あわせて毛越寺では大泉が池に灯篭を浮かべ震災の犠牲者や先祖の霊を慰めました。
「平泉大文字送り火」に使われる火種は中尊寺に伝わる「不滅の法灯」から分火され、地元の中学生などによって駒形峯に運ばれました。山には64カ所に火床が置かれ、塔婆とともに岩手や宮城の沿岸14市町村から集められた木材や漁で使われていた道具などが燃やされました。送り火は例年、太平洋戦争の戦没者や先祖を供養するために焚かれていましたが、今年は震災犠牲者への鎮魂の祈りも込められています。夜空には約100メートル四方の「大」の文字がくっきりと浮かび上がりました。あわせて毛越寺では先祖や震災で犠牲になった人を弔おうと法灯会(ほうとうえ)が初めて執り行われました。毛越寺の大泉ヶ池には1000個の灯籠が浮かべられ、灯籠には亡くなった人への供養の言葉や復興への願いが書き込まれていました。集まった人達は水面に浮かぶ灯籠を見つめながら亡くなった人を偲んでいました。このほかにも平泉町内では住民が準備した約3000個の夢灯りが並べられました。平泉の夜は震災で亡くなった人の霊を静かに送りだすとともに、復興への祈りが込められた優しいあかりに包まれていました。


WED003 中里長門さん逝去

前の陸前高田市長、中里長門さんが昨夜、胆管がんのため亡くなりました。64歳でした。
中里さんは昭和21年に陸前高田市に生まれ、現在の富士大学を卒業後、昭和62年から4期、陸前高田市議会議員を務めました。平成15年には陸前高田市長に初当選、県内で唯一共産党籍を持つ市町村長として話題になりました。しかし2期目の去年に体調を崩したことから、健康問題を理由に勇退し療養を続けていましたが、昨夜、自宅で亡くなりました。64歳でした。火葬はあす陸前高田斎苑で行われ、葬儀は今月22日、延命寺で行われます。


WED004 さだまさしさんが歌で激励

歌手のさだまさしさんが大槌町でコンサートを開き歌で被災者を応援しました。
けさ岩手入りしたさだまさしさんは宮古市や釜石市など沿岸4つの市と町で復興支援コンサートを開きました。大槌町の体育館には座席がほぼ満席となる約600人が集まりました。さださんの澄んだ歌声が響き渡ると一緒に口ずさんだり手拍子をしながらじっくりと耳を傾けていました。1時間ほどのミニコンサートでしたがさださんは「関白宣言」など6曲を披露しました。また曲の合間には軽妙なトークで笑いを誘い会場を盛り上げていました。


WED005 買い物代行で被災女性を雇用

盛岡市は仮設住宅に住む人の買い物の代行や相談に乗るスタッフとして被災地の女性を雇用するプロジェクトを始めました。地域のコミュニティー形成に一役買いそうです。
スタッフに採用されたのは野田、宮古、大槌の女性9人で、谷藤盛岡市長や採用されたスタッフが参加し、プロジェクトの出発式が開かれました。このプロジェクトは盛岡市が緊急雇用創出事業を活用し沿岸女性の自立を支援しようと始めました。採用されたスタッフはそれぞれが住む地域の仮設住宅を周り1回100円の手数料で買い物の代行を行い、同時に一人暮らしの老人の安否確認や悩み事の相談を受けます。活動期間は来年3月末までで早速あすから買い物代行のチラシを仮設住宅に配布するということです。


WED006 優勝・準優勝を市長に報告

北東北インターハイの弓道男子団体戦で県勢初の優勝を果たした福岡高校と準優勝の福岡工業が二戸市長を表敬訪問しました。
二戸市の小保内敏幸市長の元を訪れたのは両校の弓道男子団体戦のメンバーなど合わせて16人です。福岡高校と福岡工業は今月7日行われた北東北インターハイでともに決勝まで勝ち上がりました。今まで何度も戦ったことがあるというライバル同士の決勝は接戦の末、福岡高校が制し県勢初の優勝を飾りました。きょうは両校のメンバーが「良い結果を残せたのは二戸の方の応援が心強かったから」などインターハイの感想を話したあと小保内市長がねぎらいの言葉をかけました。今後は両校から選ばれた3人が混合チームを作り、10月に開かれる国体で去年に続く2連覇を目指します。


WED007 TPP参加反対で署名活動

TPP環太平洋経済連携協定の参加に反対する団体が街頭に立ち、震災以来初めて署名活動を行いました。
TPPは参加した国の間ですべての関税の撤廃を目指す協定です。盛岡市大通でいわて生協やいわて労連など18の団体で組織するいわて食・農ネットのメンバー10人ほどがTPP参加の反対と署名を呼びかけました。いわて食・農ネットでは「震災復興と原発事故の問題の中でTPPに加盟すれば雇用が失われ地域産業が崩壊する」と訴えています。また、日本の食料自給率が今の40%から13%にまで下がるという試算も示し、「食の安全基準の緩和など深刻な影響が心配される」と呼びかけました。今年に入って4000人分以上の署名が集まっているということで、今後、菅総理に提出し要請実現を目指します。


WED008 プレゼントされた浴衣で盆踊り

被災した人たちも浴衣姿で参加する盆踊りが、昨夜、陸前高田市で開かれました。
この盆踊りは被災した人たちにも浴衣を着て季節ならではの催しを楽しんでもらおうと着物の愛好家が集まるNPO法人などが企画しました。集まった人たちは津波で浴衣も流されてしまった人も多いため、盆踊りを楽しむ前に全員に浴衣や帯、下駄がプレゼントされました。自分に似合いそうな浴衣を選んだ人たちは、さっそくNPOのスタッフに着付けをしてもらい、盆踊りに参加しました。参加した人たちはつらい思いをしばし忘れ久しぶりに袖を通した浴衣に胸を弾ませながらゆく夏を惜しんでいました。


WED009 県庁で岩清水グッズ展示

サッカー女子ワールドカップで優勝した岩清水選手から県に贈られた日章旗やユニフォームが県庁で展示されています。
滝沢村出身で女子サッカーのワールドカップで世界一に大きく貢献したなでしこジャパンの岩清水梓選手は今月8日、県民栄誉賞を受賞しました。県は授与式の際に岩清水選手の直筆で「共に歩もう・東北魂」とエールが記された日章旗が贈られたことを受けて今月12日から県庁1階の県民室で展示しています。展示室には日章旗のほかにもなでしこジャパン全員のサインが入った岩清水選手のユニフォームや記念のサッカーボールも一緒に並んでいます。岩清水選手から贈られた日章旗やユニフォームは県庁1階の県民室で今後しばらくのあいだ展示されているということです。



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