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ロンドン 一時76円台前半

8月17日 22時7分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

17日のロンドン外国為替市場では、ヨーロッパをはじめとする世界経済の先行きへの懸念からドルを売って円を買う動きがじりじりと進み、円相場は一時76円台前半をつけて、これまでの最高値に迫る円高ドル安水準になっています。

17日のロンドン外国為替市場では、ヨーロッパの信用不安が長期化することへの懸念などを背景に世界経済の先行きへの厳しい見方が強まり、ドルやユーロに対して比較的安全とみられている円を買う動きがじりじりと進んでいます。この結果、円相場は一時、1ドル=76円48銭をつけて、東日本大震災の直後につけた1ドル=76円25銭というこれまでの最高値に迫る水準まで値上がりしました。市場関係者は「ユーロ加盟国の財政問題に加え、この日はイギリスで発表された雇用に関する統計の内容も悪く、世界経済の先行きへの懸念を高める結果となった。歴史的な円高ドル安水準のなか日本の政府・日銀が再び市場介入に乗り出すかどうかも注目されている」と話しています。