NHK岩手県のニュース　盛岡放送局

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平泉で「大文字送り火」

１６日夜、平泉町の送り盆の恒例行事、「大文字送り火」が行われ、今年は震災で壊された建物の柱などもまきに加えられ、夜の闇に大きな「大」の文字が浮かび上がりました。
「大文字送り火」は毎年、送り盆の夜に行われる平泉町の恒例行事です。
会場の束稲山にはまきを井げたに組んだ「火床」が６４か所設置され、ことしは震災で犠牲になった人たちを追悼しようと、岩手と宮城の１４の市と町から集められた津波で壊された建物の柱などもまきに加えられました。
午後８時に点火されるとおよそ１０分ほどで縦１８０ｍ、幅２６０ｍの「大」の文字が夜の闇にくっきりと浮かび上がりました。
特に眺めが良いとされる橋のたもとには大勢の見物客が訪れ、大文字をじっくり眺めたり、カメラで撮影したりしていました。
一関市から訪れた男性は、「震災で亡くなられた方に手を合わせるような気持ちで見させていただきました」と話していました。

08月16日　22時14分

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