ようやく辞めると言いだした

August
11
2011

 課題の三法が可決されたなら「辞めるようなこと」を言っていた菅首相はようやく衆議院財務委員会で「辞める」と発言したらしい。というか、まだ「辞める」という言葉は使っていないみたいだけど(苦笑)。しかし、この人は2011年最大のミステリ-!?人の心はミステリアスなものだけれど、この謎は日本の政治史に永遠に残るかも。最低の総理というレッテルとともにね。

 

 3.10大震災、そして原発事故という未曽有の危機に対して国家としてどのように向き合うか、という大きな課題があると同時に、多くの被災者を一刻も早く救済しなくてはいけないという時間的な制約もあった。そして国家として国民にどう情報を伝えるかという大変に大きな課題もありました。それらすべてに対して、最低の対応しか出来なかった菅首相は、普通なら辞めると皆思っていた。ところが、辞めない。そこに問題がここまでこじれてしまった原因がありますよね。やれることは全力でやってきた、といくら菅首相が主張しても、連日のドタバタと朝令暮改ぶりを数ヶ月間も見せられては、まったく説得力を持たないですから。挙句に、この5ヶ月間は肝心の経済対策、外交はほとんど放置状態・・・。これは非常に危険領域じゃないの?と国民の大多数が言っているわけです。さらに、今回の辞任表明は、約束を果たすというよりも、外国人献金問題と某政治団体への献金疑惑の追及を逃れるため、と言った方が適切でしょう。結局、国民のことを、国のことを考えての行動ではなく、終始一貫自分のための行動をとった首相だったと言うことです。

 

 人間叩けば、多少なりとも埃は出ますよ。しかし、この人ほど闇を抱えた政治家も珍しいかも。政界には一定のルールがあるそうで、キーパーソン(官房長官)がまぁまぁ、と言えばメディアも野党も追及しないという悪しき慣習です。いろいろ雑音がでたのでは、おちおち政治もやってられない、というのはある意味ではその通りかもしれないです。しかし、度を越せばしれは悪習以外の何物でもない。今回は、民主党も政権も崩壊してしまうでしょうが、そういう政界の悪い慣習も少しずつ瓦解しているという良い面もあるかも知れないですね。

 

 そう言えば、大沢群馬県知事のように、公邸に非常に頻繁に女性を宿泊させていて、その様子は隣のマンションから丸見えだったらしく・・・。それで記者会見であのみじめな釈明を・・・。そんな馬鹿な知事を抱えてしまったら、群馬県の将来も見えた!?って感じになっちゃうのはどうにもならない。この状況で片や様々な問題解決に奮闘している知事さん達がいるのに、事もあろうに再選早々にゴシップ会見じゃ・・・。あまりにみじめ過ぎる・・・。

 

 きっと菅首相も惨めな末路だと思いますよ。というか議員を引退するもよし、伸子夫人と左翼運動をするもよし。違う方向を模索した方が似合う人ですよ。ともあれ、ようやく8月は政治決着がつくのかな。

 

 

 一方、荒れる株式市場のほうは、思った通り昨夜のNYが厳しくて株価は糸の切れた凧のよう。変動幅も半端じゃなくて、こりゃ溜まらんって感じだろうなぁ。それに引き換え、日本市場は底打ちサインが明瞭に。今日もこう着感がある感じでマイナスはしているものの、荒れてはいない。欧州も厳しい状況なので、この辺から動きが変わってくるような気がします。介入で膨大なドルを抱えちゃったから、このあたりで金でも買えばいいのに(笑)。

 

 

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Posted by hoshino | この記事のURL | コメント (0) |

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