交換戯言日誌
雪奈の戯言のような日記です。 私自身の内容を書くのは苦手なので、 小説や個人的なニュースを話したいと思います。
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[C227]
- 2011-05-08
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魔法少女幻想戦記リリカルはやて Krono Driver05
魔法少女幻想戦記リリカルはやて KronoDriver05『目』
†
「……で、話は終わった?」
割り込むように声をかけたのは、さっきまで無言を貫いていたヴィヴィだった。
その視線は何故か、はやての右目に注がれている。
不思議そうな顔をする彼女を眺めながら、眼帯の少女は問いかける。
「その目は……自前?」
じっと彼女を見ながら真剣な顔でヴィヴィが投げかけた質問に、クレアは身体を軽く震わせて顔を強張らせる。
「はい?」
だがはやては目の前の少女から口から飛び出した問いに首を傾げるしかない。
言葉の意図がつかめていないはやてに、クレアは恐る恐る声をかける。
「あの、どうぞ……はやてさん」
そう言って、差し出されたのは小さい鏡。
意味が分からないまま渡されたそれで自分の顔を見る彼女。
そして映っている異変に、はやては驚愕する。
「なんや……これ」
「えっと、気づいてなかったんですか?」
驚きの余り身体を振るわせる彼女の姿に、クレアも驚いたような顔をする。
何故なら、元は濃いとび色である両目の虹彩が片方だけ綺麗な水色に染まっていたからだ。
指摘されるまで気づかなかった異変に目を白黒させるはやて。
「心配しなくとも問題ねぇって」
そう言ったのは銜えているキセルを上下に揺らしていたミドガルズだった。何故かキセルの火皿から白色ではなく七色の煙が渦を巻きながら上がっている。
「膨大な魔力が目に集中して、そのせいで色が変わってんだ」
ようするにお前とご同類だよ、と言って彼はヴィヴィを見ながらニヤニヤと笑う。
茶化すようなミドガルズの言葉に、彼女は顔を真っ赤にさせて知らないと言わんがばかりにそっぽを向いた。
そんな彼女に彼はキセルを銜えたままクククと忍び笑いを漏らしつつも指示を出す。
「とりあえず、お前の眼帯を貸してやれ」
からかわれた後に命令されるのはいささか癪に障るのだろう。彼女は渋々と自身の鞄に手を入れ、そこから茶色の眼帯を取り出す。
「……はい」
顔を合わせたくないのか、顔をそらしつつはやてに眼帯を差し出すヴィヴィ。
声をかけられてやっと驚きの衝撃から脱したのだろう。いきなり渡されたそれにはやては首を傾げる。
「これだと、何かまずいんか?」
はやての親友であるなのはに養女として引き取られたヴィヴィオやその友人であるアインハルトも今の彼女と同じ虹彩異色 だ。
彼女らが強いからそういうことをされることがないのか、それで苛められているという話を彼女が耳にしたことはなかった。
それにここは、はやての考えが正しければ――ヴィヴィオとアインハルトにとっては故郷のようなところだ。
彼女らを『聖王』や『覇王』と崇めていた地で虹彩異色が問題視されているとは思えない。
だから彼女には、虹彩異色で何か問題があるという風に振舞う三人にふと疑問を持ってしまったのである。
「ん〜。まぁ、色々と……な」
はやての言葉に少し考えるように軽く空を見上げるミドガルズ。
それはどこか言葉を濁すような物言いで、まるで何かを誤魔化そうとしているかのようだった。
瞼を閉じて無言のままキセルを吸う彼が何を隠しているのか、はやてには分からなかった。
しかし、何も言わず物憂げで悲しそうな顔をしているクレア。そしていつのまにか隠されていない右目でじっとはやてを見つめている無表情のヴィヴィ。
そんな三人の姿に、彼女はそれをこれ以上言及してはいけない気がした。
右の瞼を閉じ、ひとまず虹彩が青く染まった目を隠すように眼帯をつけるはやて。
元いた時代の病院で使われていた医療用の眼帯も使ったことのない彼女にはヴィヴィの使っている物はやり辛いのだろう。つけるだけでも四苦八苦していた。
おぼつかない手つきのはやての姿に母性本能をくすぐられたのだろう。クレアが小さく苦笑いしつつも、彼女の後ろに回って眼帯をつける。
「あ、ありがとうなぁ。クレアさん」
「いえいえ、どういたしまして」
礼を言うはやてに、クレアは頬を赤らめて柔らかい笑みをこぼす。
「さて……と」
キセルを楽しんでいたミドガルズが立ち上がり、笑みを浮かべて言った。
「そろそろいくかっ!」
まるでそれが号令であったかのように、クレアとヴィヴィも動き出す。
歩き出したミドガルズに、やれやれと言った苦笑を浮かべながらも彼についていく。
「えっと、どこへや……?」
ただ一人意味が分からないはやてが、見るからに楽しそうなミドガルズに訊ねた。
彼女の問いに対し、立ち止まって振り向いた彼は真顔で一切の躊躇いもなく、
まるで散歩に出かけると言わんがばかりの軽い口調でそれに答えた。
「え? 戦場」
「……で、話は終わった?」
割り込むように声をかけたのは、さっきまで無言を貫いていたヴィヴィだった。
その視線は何故か、はやての右目に注がれている。
不思議そうな顔をする彼女を眺めながら、眼帯の少女は問いかける。
「その目は……自前?」
じっと彼女を見ながら真剣な顔でヴィヴィが投げかけた質問に、クレアは身体を軽く震わせて顔を強張らせる。
「はい?」
だがはやては目の前の少女から口から飛び出した問いに首を傾げるしかない。
言葉の意図がつかめていないはやてに、クレアは恐る恐る声をかける。
「あの、どうぞ……はやてさん」
そう言って、差し出されたのは小さい鏡。
意味が分からないまま渡されたそれで自分の顔を見る彼女。
そして映っている異変に、はやては驚愕する。
「なんや……これ」
「えっと、気づいてなかったんですか?」
驚きの余り身体を振るわせる彼女の姿に、クレアも驚いたような顔をする。
何故なら、元は濃いとび色である両目の虹彩が片方だけ綺麗な水色に染まっていたからだ。
指摘されるまで気づかなかった異変に目を白黒させるはやて。
「心配しなくとも問題ねぇって」
そう言ったのは銜えているキセルを上下に揺らしていたミドガルズだった。何故かキセルの火皿から白色ではなく七色の煙が渦を巻きながら上がっている。
「膨大な魔力が目に集中して、そのせいで色が変わってんだ」
ようするにお前とご同類だよ、と言って彼はヴィヴィを見ながらニヤニヤと笑う。
茶化すようなミドガルズの言葉に、彼女は顔を真っ赤にさせて知らないと言わんがばかりにそっぽを向いた。
そんな彼女に彼はキセルを銜えたままクククと忍び笑いを漏らしつつも指示を出す。
「とりあえず、お前の眼帯を貸してやれ」
からかわれた後に命令されるのはいささか癪に障るのだろう。彼女は渋々と自身の鞄に手を入れ、そこから茶色の眼帯を取り出す。
「……はい」
顔を合わせたくないのか、顔をそらしつつはやてに眼帯を差し出すヴィヴィ。
声をかけられてやっと驚きの衝撃から脱したのだろう。いきなり渡されたそれにはやては首を傾げる。
「これだと、何かまずいんか?」
はやての親友であるなのはに養女として引き取られたヴィヴィオやその友人であるアインハルトも今の彼女と同じ
彼女らが強いからそういうことをされることがないのか、それで苛められているという話を彼女が耳にしたことはなかった。
それにここは、はやての考えが正しければ――ヴィヴィオとアインハルトにとっては故郷のようなところだ。
彼女らを『聖王』や『覇王』と崇めていた地で虹彩異色が問題視されているとは思えない。
だから彼女には、虹彩異色で何か問題があるという風に振舞う三人にふと疑問を持ってしまったのである。
「ん〜。まぁ、色々と……な」
はやての言葉に少し考えるように軽く空を見上げるミドガルズ。
それはどこか言葉を濁すような物言いで、まるで何かを誤魔化そうとしているかのようだった。
瞼を閉じて無言のままキセルを吸う彼が何を隠しているのか、はやてには分からなかった。
しかし、何も言わず物憂げで悲しそうな顔をしているクレア。そしていつのまにか隠されていない右目でじっとはやてを見つめている無表情のヴィヴィ。
そんな三人の姿に、彼女はそれをこれ以上言及してはいけない気がした。
右の瞼を閉じ、ひとまず虹彩が青く染まった目を隠すように眼帯をつけるはやて。
元いた時代の病院で使われていた医療用の眼帯も使ったことのない彼女にはヴィヴィの使っている物はやり辛いのだろう。つけるだけでも四苦八苦していた。
おぼつかない手つきのはやての姿に母性本能をくすぐられたのだろう。クレアが小さく苦笑いしつつも、彼女の後ろに回って眼帯をつける。
「あ、ありがとうなぁ。クレアさん」
「いえいえ、どういたしまして」
礼を言うはやてに、クレアは頬を赤らめて柔らかい笑みをこぼす。
「さて……と」
キセルを楽しんでいたミドガルズが立ち上がり、笑みを浮かべて言った。
「そろそろいくかっ!」
まるでそれが号令であったかのように、クレアとヴィヴィも動き出す。
歩き出したミドガルズに、やれやれと言った苦笑を浮かべながらも彼についていく。
「えっと、どこへや……?」
ただ一人意味が分からないはやてが、見るからに楽しそうなミドガルズに訊ねた。
彼女の問いに対し、立ち止まって振り向いた彼は真顔で一切の躊躇いもなく、
まるで散歩に出かけると言わんがばかりの軽い口調でそれに答えた。
「え? 戦場」
1件のコメント
[C227]
ついにきた続き!! 今回も面白いです。
はやての目が魔力の集中でオッドアイになると言う事実が凄く面白かったです。
それを見た各々とはやて自身の反応がこれまた個性を上手く出していて読者としてはキャラに触れられるかのような面白さを感じました。
そして、ヴィヴィの反応が凄く可愛い。
ヴィヴィ良いですね。
その中でも冷静なみっちゃんとキセルや眼帯の謎、そしてそもそもの問題としてなぜはやてがオッドアイなのか? 個性や世界観、面白さと一緒に深まる謎も見ごたえがあって続きが見たくなります。
次回も頑張ってください。気長にお待ちしております
では
はやての目が魔力の集中でオッドアイになると言う事実が凄く面白かったです。
それを見た各々とはやて自身の反応がこれまた個性を上手く出していて読者としてはキャラに触れられるかのような面白さを感じました。
そして、ヴィヴィの反応が凄く可愛い。
ヴィヴィ良いですね。
その中でも冷静なみっちゃんとキセルや眼帯の謎、そしてそもそもの問題としてなぜはやてがオッドアイなのか? 個性や世界観、面白さと一緒に深まる謎も見ごたえがあって続きが見たくなります。
次回も頑張ってください。気長にお待ちしております
では
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はやての目が魔力の集中でオッドアイになると言う事実が凄く面白かったです。
それを見た各々とはやて自身の反応がこれまた個性を上手く出していて読者としてはキャラに触れられるかのような面白さを感じました。
そして、ヴィヴィの反応が凄く可愛い。
ヴィヴィ良いですね。
その中でも冷静なみっちゃんとキセルや眼帯の謎、そしてそもそもの問題としてなぜはやてがオッドアイなのか? 個性や世界観、面白さと一緒に深まる謎も見ごたえがあって続きが見たくなります。
次回も頑張ってください。気長にお待ちしております
では