ナイナイ矢部＆羽鳥アナ“不惑コンビ”で日テレ音楽番組

　お笑いコンビ・ナインティナインの矢部浩之（３９）と、今年３月にフリーとなった羽鳥慎一アナ（４０）が、１０月スタートの日テレ系新音楽番組「１番ソングＳＨＯＷ」（水曜・後７時）の司会を務めることが１６日、分かった。日テレが午後７時台に音楽番組を放送するのは２５年ぶり。約１５年の付き合いになる異色の“不惑コンビ”に番組の命運を託す。

　矢部と羽鳥アナの“アラフォー”タッグが実現する。

　「１番ソングＳＨＯＷ」は、今年６〜７月、土曜深夜に放送していた同タイトルの番組と、６月に２度放送した「１位を取った名曲歌合戦」をリニューアル。「１番を獲得した名曲」をテーマに、夏の歌、失恋ソングなど様々なジャンルのヒット曲を紹介する。深夜番組では矢部が、「１位を取った―」では羽鳥が司会を務め、新番組では２人がそろって担当することになった。

　日テレで午後７時台に音楽番組を放送するのは、１９８２〜８６年の「歌のワイド９０分」以来。前田直敬プロデューサーは「ＡＫＢ４８の後におニャン子クラブの曲が流れるような、親子で一緒に見られる音楽版『クイズ！年の差なんて』的な番組にしたい」と意気込んでいるが、中年男性の多くは、７時台は仕事で不在がち。そこで２人に「お父さん目線で、世の父親の代弁者になってほしい」と期待を込めた。

　２人は同局「ぐるぐるナインティナイン」で約１５年にわたって共演し、息はピッタリ。矢部は「羽鳥さんはお酒を飲んでいる時以外は非常に優秀。進行はすべてお任せしたい」と冗談交じりに“新相方”を称賛。一方、退社後初めての日テレ新レギュラー番組となる羽鳥アナも「歌番組で、尊敬する矢部さんからまた何かを盗みたい」と気合を入れている。

　深夜帯の最終回では、矢部が無理矢理「いとしのエリー」を歌わされる羽目になり「こんなにいじられたのは久しぶり」と苦笑いした。新番組でも、２人が歌声を披露するプランが、本人には秘密裏で挙がっている。場合によっては矢部と羽鳥の異色デュエットが実現する可能性もありそうだ。

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