県内ニュース

イブニング・シックス

浅川町の花火大会(08月17日)

昨夜、浅川町で花火大会が行われ大震災での犠牲者への追悼と復興への願いを込めて31連発の尺玉花火が打ち上げられました。昨夜行われた浅川町の花火大会ではおよそ3万人の観客が見上げる中2千発の花火が夜空を彩りました。毎年、先祖を供養する行事として300年あまり続いてきた伝統の花火大会。ことしは大震災の犠牲者に追悼の気持ちを込めて連続花火としては異例の31連発の尺玉花火が打ち上げられました。訪れた人たちは夜空を照らす花火を見上げながら復興への思いを強くしていました。

行方不明の小学生、遺体で発見(08月17日)

きのうから行方が分からなくなっていた湯川村の小学1年生の女の子が今朝、自宅近くの川で遺体で発見されました。警察ではあやまって川に転落したものとみて調べています。きのう午後7時ごろ湯川村の小学生1年生小林夕莉(こばやしゆり)さん7歳が一人で遊びに行ったまま戻らないと母親から警察に通報がありました。自宅近くの日橋川(にっぱしがわ)で夕莉さんらしき女の子が遊んでいるのを中学生が目撃してたため警察が周辺を捜索したところ今朝5時すぎに、目撃された場所から1キロほど下流で夕莉さんの遺体を発見しました。警察では夕莉さんが遊んでいるうちにあやまって川に落ちたものとみて調べています。

復興対策で県の組織一部見直し(08月17日)

県は、大震災や原発事故からの復興を具体的に進めるため来月から県庁の組織を一部、見直すことにしました。これはきょうの災害対策本部会議で明らかになったもので、大震災からの復興を総合的に担当する「復興担当理事」を置いた上で復興の計画づくりなどを担当する部署として、現在の「総合計画課」を「復興・総合計画課」に改めます。また、原発災害に対する賠償の体制を強化するため、「原子力損害対策課」と「原子力賠償支援課」を新たに設置し、24人の職員が業務あたるとしています。そして今後行われる県民健康調査や県民ひとりひとりの被ばく線量調査などを担当する「健康管理調査室」を健康増進課の中に設ける、ということです。これら復興に向けた県の新体制は来月からスタートします。

福島市の2地区で線量詳細調査実施へ(08月16日)

放射線量が比較的高い地域を対象に宅地の玄関先や庭で行われる放射線量の詳細調査があさってから福島市の2つの地区で実施されることになりました。詳細調査は先月実施した自動車による放射線測定の結果、周辺地域と比べ放射線量が高かった渡利地区と小倉寺地区の一部の地域、1081地点で行われる予定で、国と県があさってから5日間実施します。先月行われた調査では、渡利地区の一部の道路で最高で、1時間あたり3.32マイクロシーベルトが測定されました。調査は、協力が得られた宅地の玄関先と庭で行われ地表から50センチの高さと、1メートルの高さの空間線量を測定することになっています。結果は来月初めにも公表され特定避難勧奨地点の指定にむけた参考データにもなるということです。

豪雨災害 農林水産被害総額100億(08月16日)

先月末の会津地方を襲った豪雨で農林水産業の被害総額はあわせて100億円にのぼることがわかりました。県のまとめによりますと、会津地方の大雨による農林水産業の被害総額は前回8日までの調査では56億7500万円あまりでしたが調査を続けて行った結果およそ99億8300万円にまでのぼることがわかりました。県によりますと林道での被害箇所が新たにおよそ250箇所増え、金山町と只見町での農地被害が増えたということです。県では引き続き調査を進めることにしています。

国見SAでピーチレディのモモ販売(08月16日)

伊達市にある東北自動車道の国見サービスエリアでは旬を迎えた地元特産のモモをピーチレディたちが販売しています。東北自動車道上り線の国見サービスエリアでは今月から、5人の「ピーチレディ」が涼しげなゆかた姿で、首都圏に帰るU(ゆー)ターン客などに旬を迎えた地元特産のモモの店頭販売を行っています。このサービスエリアでは今年は原発事故の影響などでモモを買い控える人が多く売り上げは例年より2割ほど低いということです。このピーチレディによるモモの販売は今月いっぱい、東北自動車道上り線の国見サービスエリアで行われます。

さらに福島市2地区で詳細調査実施(08月16日)

放射線量が比較的高い地域を対象に宅地の玄関先や庭で行われる放射線の詳細調査が福島市の2つの地区で実施されることになりました。詳細調査は先月実施した自動車による放射線測定の結果、周辺地域と比べ放射線量が高かった渡利地区と小倉寺地区の一部の地域、1081地点で行われる予定で、あさって18日から22日までの5日間実施されます。先月行われた調査では、渡利地区の一部の道路で最高で、1時間あたり3.32マイクロシーベルトが測定されました。調査は、協力が得られた宅地の玄関先と庭で行われ地表から50センチの高さと、1メートルの高さの空間線量を測定することになっています。結果については、全ての結果が、まとまり次第公表したいとしています。

Uターンラッシュ 終日混雑(08月16日)

お盆をふるさとや行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュで県内の高速道路と東北新幹線では朝から混雑が続いています。JR東日本によりますと、福島駅9時19分発のつばさ238号の自由席乗車率は60%となっています。また東北新幹線の上りの指定席は、ほぼ満席ということです。新幹線の混雑はあすも続く見込みです。一方、ネクスコ東日本によりますと、高速道路のUターンラッシュはピークを超えたとみられていますが午前11時現在、東北自動車道上り線の福島トンネル付近でおよそ9キロの渋滞となっています。午後3時以降には東北自動車道上りの二本松付近を先頭に最大でおよそ10キロの渋滞が予想されています。

聖光学院新チーム始動(08月15日)

夏の甲子園大会で惜しくも2回戦で敗れた県代表の聖光学院。きょう、早くも新チームが始動しました。午前10時。聖光学院のグラウンドで甲子園に出場したメンバーを含む三年生の引退式が行われました。甲子園で見せた不屈の精神が1、2年生に引き継がれました。プロ入りを目指す歳内投手も後輩たち全員と握手、自分たちが出来なかった全国制覇を託しました。午後からはセンバツの甲子園大会を目指して早速練習を始めました。センバツが開かれる来年の3月は大震災から1年という節目を迎えるため新チームは改めて、戦う姿で被災地に勇気を与えることを誓いました。

いわき市豊間でじゃんがら念仏踊り(08月15日)

いわき市ではお盆の風物詩じゃんがら念仏踊りが各地で行われました。じゃんがら念仏踊りは江戸時代からいわき地方に伝わるお盆の伝統行事で各地域の青年会などが亡くなった人の魂を供養するため鐘と太鼓を打ち鳴らして新盆の家を回ります。津波で甚大な被害を受けたいわき市の豊間地区では多くの命が奪われたことからきょう豊間地区合同でじゃんがら念仏踊りが行われました。青年会のメンバーたちは鐘と太鼓に思いを込めながら大震災の犠牲者などこの1年に亡くなった人の霊を慰めていました

郵便局で復興支援ポロシャツ(08月15日)

県内の郵便局では窓口の職員が復興を支援するメッセージの入ったポロシャツを着て業務にあたっています。全国の郵便局ではこの夏の節電対策としてポロシャツを着ての業務をすでに決めていましたが、「がんばろう東北」などの文字の入ったポロシャツを着て復興の支援をしていこうという取り組みが県内すべての郵便局できょうからはじまりました。ポロシャツは県内で1700枚用意されたということです。ポロシャツでの窓口業務は来月末まで月曜と金曜日に行われるということです。

Uターンラッシュ本格化(08月15日)

お盆休みを行楽地や故郷で過ごした人たちのUターンラッシュで県内の高速道路やJRは混雑しています。JR東日本によりますと、東北新幹線の上りは、指定席がほぼ満席の状態となっていて、自由席の乗車率も軒並み100%を超えています。JRの混雑はあさってまで続くと見られています。一方、県内の高速道路では、東北自動車道の上り線福島トンネル付近で6時現在25キロの渋滞となっているほか、各地で断続的に渋滞が続いています。高速道路のUターンの混雑はあすまで続くと見られあす午後4時ごろ福島トンネル付近で10キロの渋滞が予測されています。

会津で平和祈願祭、小山田忠霊堂(08月15日)

66回目の「終戦の日」を迎えたきょう、会津若松市では「平和祈願祭」が行われました。会津若松市の「小田山忠霊堂(おだやまちゅうれいどう)」には日清戦争から第二次世界大戦までに戦争で亡くなった県内出身者の霊およそ「1万3千柱(はしら)」が祀られています。小田山忠霊堂(おだやまちゅうれいどう)では3月の大震災で建物の中にあった仏像が壊れてしまいましたが、先月、新しい仏像が安置されました。「平和祈願祭」では出席した遺族が黙とうを捧げたあと、遺族会の神保(じんぼ)ヨシノ会長が「戦争の悲惨さと平和の尊さ、大切さを次の世代に伝えていきたい」と誓いの言葉を読み上げました。また今年は震災があったことから焼香する遺族の思いもいつもの年とは違うようです。

聖光ナイン 福島に戻る(08月15日)

夏の甲子園大会で健闘した聖光学院ナインが昨夜福島に戻り多くの学校関係者や地元の人たちが拍手で出迎えました。5年連続8回目の甲子園出場を果たした聖光学院ナインは昨夜7時過ぎに学校へ戻ってきました。学校には多くの保護者や地元の人たちが集まり選手達を大きな拍手で出迎えました。聖光学院は先週金曜日の二回戦で金沢高校に4対2で惜しくも敗れ全国制覇を果たすことはできませんでしたが斎藤智也監督は「被災地のチームとして震災を背負い本気で戦った」と選手たちをねぎらいました。全国制覇の夢は後輩達に受け継がれ新チームがきょうから秋の大会に向けて練習を再開します。

高速道路Uターンラッシュ(08月15日)

お盆休みをふるさとや行楽地で過ごした人たちのUターンで、県内の高速道路の混雑はきょうの午後にもピークを迎えると見られています。日本道路交通情報センターによりますと、県内の高速道路は、午前11時現在、東北道の上り線福島トンネル付近でおよそ1キロの渋滞となっているほかは、目立った混雑は見られないということです。Uターンのピークは、きょうの午後3時以降と見られ福島トンネル付近で20キロ、栃木県の上川内サービスエリア付近で45キロの渋滞が予測されています。一方、JR東日本によりますと、東北新幹線上りの指定席は、あすまでほぼ満席の状態となっていて、新幹線の混雑のピークはあすになるものと見られています。