日本の次期主力戦闘機(FX)の候補である次世代ステルス戦闘機F35をめぐり、開発主体の米ロッキード・マーチンは15日、日本が購入する場合、1機当たりの平均価格が6500万ドル(約50億円)程度になる可能性があるとの見通しを示した。
日本が購入開始を予定している2016年度から一定期間にわたり複数機を調達した場合の平均額とみられる。同社幹部は安定的に生産が進めば「当初に比べ、価格は下がる」と指摘するが、これまでF35の開発コストは膨らみ続け価格高騰が指摘されており、今後も価格が上昇する可能性は否定できない。
同社は日本の防衛企業の協力を得て、日本国内での機体の最終組み立てを検討していることも表明。防衛省は日本の防衛関連産業の保護策として、国内での最終組み立てを求めており、これに配慮した形だ。(共同)