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石巻で無資格診療男性、電話で語る 医師資格証は韓国で偽造

 宮城県石巻市で医師資格がない男性が医師を名乗り、災害ボランティアのけがの治療などをしていたとされる問題で、この男性は河北新報社の電話取材に「逮捕状が出たら出頭したい」などと話した。
 石巻で名乗った「米田きよし」は本名で、外国の医師資格を保有していると主張。一方、市災害ボランティアセンターに提出した、実際には存在しない「医師国家資格認定証」は海外で偽造してもらったと語った。
 宮城県警は、医師法違反の疑いがあるとみて調べている。

 電話での主なやりとりは次の通り。
 —医師免許は持っているのか。
 「日本のは持っていない。ほかの国のならある」
 —「米田きよし」は本名か。
 「本名だ。読み方は『よねだ』だ」
 —「医師国家資格認定証」は公的には存在しない。どこで作ったのか。
 「韓国でブローカーに頼んで、偽造してもらった」
 —どのような「医療行為」を行ったのか。
 「血圧が高い人に薬を出したり、傷の手当てをしたりした」
 —日本財団から受けた助成金100万円はどう使ったのか。
 「薬など治療に必要なものや、炊き出しの費用に使った。流用は一切していない」
 —なぜ、医師を名乗ったのか。
 「被災地で困っている人たちを助けたかったからだ。悪いことはなにもしていない」
 —地元の被災者に対しては。
 「自分の悪口を言う人はいないはずだ」
 —警察が捜査している。
 「出頭するつもりだ。石巻はお世話になった人たちに迷惑が掛かるので、宮城県警本部に出頭するかもしれない。ただ、逮捕状が出ていない。被害者もいないだろう」


2011年08月16日火曜日


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