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【静岡】「天竜舟下り」船頭6人がデビュー 新人養成講座が終了成瀬さんら「早く独り立ちを」
天竜川の川下りを楽しむ「遠州天竜舟下り」で、今月から新人の船頭6人がデビューした。ベテラン船頭から指導を受けながら、「早く独り立ちできるように頑張りたい」と張り切っている。 (間渕文隆) 浜松市天竜区の天竜川で運航する遠州天竜舟下りは、北遠地域の観光の目玉。地元観光協会の委託で天竜浜名湖鉄道が運航業務を行っている。17人の船頭は最も若くて50代、80代が3人。「ベテランがいる間に技術の継承を」と、同社は今年、6年ぶりに一般募集をして船頭の養成講座を開いた。 7月に講座が終わり、受講者の中から適性を判断して41歳から62歳まで女性1人を含む6人が同社と船頭の契約を結んだ。8月に入って次々とデビューしている。 6人の1人、成瀬晃さん(54)=同市北区=は「魚釣りで天竜川にはなじみがあり、船頭をやってみたいと思いました。今月から先輩と一緒にお客さんを乗せて舟下りを始めましたが緊張しますね」と話し、船頭のリーダー格で講座の講師を務めた小山正博さん(62)は「天竜川に櫂(かい)の音が続くように、川の文化を伝えてもらいたい」と新人船頭6人に期待を寄せている。 舟下りは、船明ダム下流の米沢乗船場から飛龍大橋そばの下船場まで約6キロを50分間ほどかけて下る。11月末まで運航。問い合わせは天竜浜名湖鉄道=電053(926)2111=へ。 PR情報
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