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【東京】支給額が「3兆円」も 療養費通知書 1万件以上で誤記載都と市区町村でつくる都後期高齢者医療広域連合は十六日、十五日に発送した「高額療養費支給決定通知書」に一万件以上の誤記載があったと発表した。担当者が数値入力を誤り、支給額が数兆円と印字されるケースもあった。 高額療養費は自己負担限度額を超えた分の医療費を支給する制度。四月以前の診療分にかかる通知書五万四千九件を被保険者に発送したが、うち大田、足立、葛飾、江戸川の四区計一万八百七十九件に誤った金額や日付が印字されていた。 同連合のシステムではデータを入力する際、金額の前に九つのゼロをつける必要がある。しかし担当者がそれを忘れ、本来の支給額が千三百五十一円なのに三兆五千百億円と記載されるなどした。 今後該当者にわび状と正しい通知書を再送する。郵送費は五十万円程度になる見込み。同連合はミスを謝罪した上で「今後はマニュアルを再整備し、二重チェックを徹底する」としている。 (岡村淳司) PR情報
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