社団法人「岡山県銀行協会」（岡山市北区内山下）の業務上横領容疑事件で、県警捜査２課と岡山中央署は１日、同容疑で同大供表町、元常務理事山吹邦彦被告（64）＝同罪で公判中＝を最終送検した。

　着服総額は25年間で１億３千万円に上るとみられ、このうち公訴時効（７年）にかからない約４７００万円について立件。同署によると、動機について「ゴルフやパチンコなどの遊興費、カードローン返済に使った」と供述している。

　送検容疑は、協会が運営する岡山手形交換所の経理事務を担当していた２００５年２月〜昨年６月、岡山市の金融機関で交換所名義の預金口座から49回にわたり計約４７００万円を引き出し、着服した疑い。