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韓国統一研究院、国防大学校所長らと ニュース記事に関連したブログ

2009/12/29 13:36

 

 1221日(月)、国家基本問題研究所・訪韓団は、ソウル市郊外にある国防大学校・安保問題研究所を訪れ、崔鐘澈(チェ・ジョンチョル)所長はじめ同研究所メンバーと意見交換した。

 軍の研究機関という立場上、あるいは仕事上、彼らは、北朝鮮急変事態(金正日急死、クーデターなど)に際し、最悪の事態、すなわち中国が軍事介入してくる事態を大前提として、さまざまに対応を考えているようだ。

中国はいかなる理由を付けても介入してくる」―崔所長はそう断言した。

 冒頭、国基研側からは、「日韓は、自由主義の理念によってアメリカを引き付けねばならない」(田久保忠衛副理事長)との問題提起を行った。

 これに対し崔所長も、「鳩山政権のせいで、アメリカ中国に近づくのでは」「中国の民主化が日米韓の課題」「共産党独裁の中国が世界の覇を取れば大問題」と応じた。

 翌朝ホテルの会議室で面談した政府系研究機関、統一研究院の徐載鎮(ソ・ジェジン)院長は、中国が介入しない要因もある」として、「今や中国は、世界全体を見つつ損得勘定をしている。朝鮮半島でどこまでアメリカと対立すべきか計算してくるだろう」と述べた。

また同氏は、北のトップ層は中国を嫌い、その政治的影響力を恐れているため、簡単に介入要請はしないだろうとも指摘した。

なお、同席した韓国保守派の雄、趙甲済氏によれば、「韓国における反中感情は、見えないが、根が深い」とのことである。

いずれにせよ、中共の介入を強く牽制する政治的努力が日米韓において必要だし、仮に介入した場合でも、できるだけ早く撤退させるべく圧力を掛けつづけねばならない。

両会合において、今後その点の共同研究を進めようとの結論になった。

 

  

 国防大学校にて意見交換。

 

 

 

 

 

 国防大学校正門

 

 

 鳩山官邸に借りて帰りたい「校訓」の額

 

 国防大学校からの移動には一部バスも利用

 

 

 左端が徐載鎮統一研究院長、続いて韓国保守派の雄、趙甲済、洪熒両氏。

カテゴリ: 政治も  > 外交    フォルダ: 韓国

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