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イベント的な保守運動に埋没の危機!
「行動勢力」は何処へ行くのか、消え去る運命なのか…
今年の終戦記念日は例年通りに靖国神社へ馳せ参じることが出来ませんでした。
当初、盆明けに来ると思われた仕事が盆に入ってから来たもので、その処理に追われたため、到着したのが夕刻5時過ぎとなったものです。
既に反天連デモは過ぎ去った後で、警察車両も順次引き上げて行く最中でした。九段下交差点付近にはカウンターで極左デモを迎え撃った『在特会(在日特権を許さない市民の会)』ら「行動する勢力」の面々はまだ残っていたものの、次第に閑散とし始めた頃でした。
神社の鳥居前では保守運動で「親分」「ゴリラ」の異名をとる水島聡の音頭で『チャンネル桜』が日章旗を手に、「海ゆかば」を大合唱した後に天皇陛下万歳の三唱で締め括っていましたが、せっかく大集合して歌の大合唱では日本は救われんだろうと改めて思いを強くした次第です。
参拝後、政治・社会運動とはまったく関係のない知人と神社内で落ち合って所用を済ませ、運動仲間が待っている飯田橋方面へと足を向かわせました。
かつては在特会そして『主権回復を目指す会』(西村修平代表)の街頭行動に足繁く参加しながら、現在ではまったく足が遠のいてしまった面々です。
一過性のナショナリズム高揚に浮かれる勿れ!
終戦記念日の靖国神社は不思議な力を持つ。
さる右翼民族派の団体が普段、街頭演説で何を喋ろうと立ち止まって聴き入る人は皆無だが、この日ばかりは九段下交差点の付近で演説でもやろうものなら、忽ち人だかりが出来てしまう。
終戦記念日にそれほどの耳目を集めながら、まだ平常どおりの日に戻ると誰も足を止めてまで聴き入らない…。
ことほど左様に日本人が民族・国民として持つべきナショナリズム、そしてそれを鼓舞する保守・右派の運動というのも一種の一大イベントになっている傾向が否めないのではないか。
この日だけ愛国者になる、終戦記念日には俄かナショナリストになるというもので、一たび事が起きる毎に騒動に飛びついてはタカ派的な言動に及んでも、それが過ぎ去ればまた元通りではサッカー代表戦に見られるスポーツ・ナショナリズムと変わらないし本来的な意味での愛国心も民族主義も根付かない。
先ず毎年、靖国神社の付近を通行しては戦没者を罵倒し天皇陛下をも貶める極左・反天連(反天皇制運動連絡会)デモを迎撃し、熾烈な抗議行動を展開した在特会や『排害社』(金友隆幸代表)ら「行動する勢力」にお疲れ様でしたと労いの言葉を贈らせて頂きたい。
特に東日本大震災・原発事故以降、全国各地を縦横無尽に駆け回っては炎天下で声を張り上げる街頭行動を展開する桜井誠・在特会会長ほか同会幹部の奔走は大変なものである。
当日の8月15日も抗議行動に約6百人が参加、それを取り巻く約1千人が追随する形で共に怒りの拳を突き上げたことに一定の評価を与えたい。
しかしながら私は終戦記念日の大盛況さとは裏腹に、ともすれば在特会が衰退傾向にあるのではないかという危惧を抱かざるを得ない。それは会員数や支部の増減とはまったく関係のない次元で進行してしまっているのではないか。
「行動する保守」とも称する行動勢力の発祥をひも解けば、それまでストイックな「少数精鋭」による街頭行動を貫いてきた主権回復を目指す会の西村代表に、表現は悪いが「大衆迎合」路線の桜井在特会会長が共鳴。ブログ『日本よ何処へ』(当時は極右評論)の瀬戸弘幸主宰がインターネットで街頭行動を呼びかけ、『外国人参政権に反対する会・東京』の村田春樹代表が絶妙な隠し味となって老若男女を問わぬ様々な層を惹き付けた。
最大で3百〜4百人を動員した行動勢力は平成22年3月頃、捕鯨妨害をする国際テロ組織シーシェパードの協賛企業に対する抗議行動を境目に、西村代表と桜井会長がそれぞれ別々の路線を突き進むスタンスを鮮明にし始めた。
異なってはいるが、互いの特徴が上手く噛み合っていた時は様々な層を惹き付けたものの、バラバラになった途端に互いを補っていた魅力が失われ、主権回復を目指す会も在特会もともに動員力を落としたのが実状ではないか。
主権回復を目指す会の路線にも在特会の路線にも、どちらにも入れない、入りたくないという人が少なくない。同時期、チャンネル桜系の『頑張れ日本!全国行動委員会』による街頭行動が活発化し始めたことも影響した。
…最近、運動仲間とそのように分析し、ここ数年間の歩みというものを総括している。
全国組織の在特会について言うなら、ここ最近の行動に限って見ても実に精力的である。8月に入ってから広島で原爆投下の日に核武装推進デモ、同13日には極左キャンドル・デモへの抗議、同14日には若手俳優・高岡蒼甫の韓流批判に端を発するフジテレビ批判デモ、そして15日に反天連への抗議…。
やっていることは以前と変わらないように見えても全て左翼勢力による行動への対抗、あるいは今が旬な話題に飛びついたもので、自ら「史上最大のカウンター」と称しているように受け身に変わってしまった。
3年前、不法滞在フィリピン人のカルデロン問題が起きた頃、埼玉県・蕨で大規模なデモ行進を展開した頃は、在日朝鮮人への特例措置(特例入管法)が元凶となって新たな不法滞在・不法入国外国人問題を引き起こしているとして、異民族の流入への「攻勢」が見られた。
断言して在特会のやっていることは2〜3年前と明らかに違ってきている。
終戦記念日の当日も確かに精力的に動いてはいるが、全てが「守勢」に回っている感が否めない。
一方でパチンコ全廃を目指した闘争は街頭行動としては途切れてしまった。会として北朝鮮の拉致問題に取り組み始めたのもようやく今年に入ってからである(救う会デモ参加)。
日本人拉致事件に在日朝鮮人が組織的に加担した以上、全ての在日朝鮮人がテロリストも同然だが、在日朝鮮人の問題に取り組む団体として最初から拉致問題には深くコミットしていて当然だし、パチンコが在日社会の基幹産業だということは分かり切っていたのだから全廃運動は他の、何の問題を置いても早くから取りかかっているべきだったのではないか。
在特会のハイライト・シーンは関西勢による「京都・朝鮮民族学校」への抗議行動と朝鮮総連への募金に絡む「徳島県教組」への抗議行動だった。
以下、当ブログのコメント欄に寄せられたご意見をご紹介しよう。
>管理人様
連続投稿失礼しました。在特会は新風化していると言うか非常に矛盾していると思います。会長の桜井誠氏は我々は一度も朝鮮人を差別した事はないと言っていますがこんなのは誰が見ても詭弁でしょう。いっその事我々は朝鮮人を差別しているのではなく敵視しているのであると言えばいいんですよ。それと在特会は決して一般に言われて様に民族主義を掲げている訳ではないんですよね。会長の桜井誠氏や副会長の八木氏は入会に当たって会員のイデオロギーは問わない、在日特権廃止に賛同するなら誰でもなれるとし会員を広く集っている様ですがこれって勿論在特会が糾弾している反日極左や共産党員でも普通に会員になれる訳ですよね。
Posted by 輿水 東 at 2011年08月09日 02:17
続いては8月15日のエントリーへのコメント。
チャン桜デモは 昨日の九段下から逃げましたね・・・・ ハンテン連が通り過ぎてから 葬列同様のデモをしても何の意味もない
有門氏は在特会の新風化を心配していたが チャン桜化かも
一昨年の 反天連及び機動隊蹴散らしデモ が最低の理想・・・・である
誰も 転んだり・鼻血も出していないし 逮捕者もゼロ
修平サンは 率先して体をはって違うなー
Posted by ネオ東條英機 at 2011年08月16日 14:24
今になって、一旦は仲違いした者とまた「よりを戻せ」とは言わない。
しかし、朝鮮人という異民族と戦う、一人残らず叩き出すとする心根(排外主義)を狂わせてしまっては運動体そのものも方向性を狂わせ、戦前・戦後を通じて幾多もの右派系団体が衰退・消滅していったのと同じ運命を辿るのではないか。
参加者はそこ(逮捕・摘発されても犠牲に値する運動か否か)を絶えず見ているということを認識すべきではないか。
在特会が追及する在日朝鮮人問題とは66年前の大東亜戦争での敗北直後の混乱に乗じ、日本に不法入国したという問題に止まらず、それ以前より深く日本社会に浸透して「同和勢力(民族)」として日本人の生き血を吸い続けている根の深い存在なのである。
以下、ブログ『同和特権を許すな!ネット連合』より
同和その実、朝鮮の真相を追え!(文:みたいな実さん)
http://doutokuren.at.webry.info/201108/article_23.html
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★動画ご紹介! 撮影・編集者:レックス氏
(1/2)8.15 反天連デモを粉砕!
http://www.youtube.com/watch?v=dOEMNf-J3S0
(2/2)8.15 反天連デモを粉砕!
http://www.youtube.com/watch?v=7P43PkzwRVI
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