目次
高速リリースサイクルについて
- なぜリリースサイクルを短縮するのですか?
- 新しいリリースサイクルはこれまでとどう違うのですか?
- 新バージョンはどのぐらいの周期で公開されますか?
- ベータ版やリリース候補版はいつ頃公開されますか?
- バージョン番号はどうなりますか?
- なぜ Firefox 5 ではリリースサイクルが異なり、さらに短縮されているのですか?
- デスクトップ版とモバイル版の両方でリリースサイクルが短縮されるのですか?
- 頻繁に更新するのは面倒です。
- 自動更新を無効化することはできますか?
- アドオンの対応が気になりますが...
法人ユーザからの質問
- Firefox のライフサイクルポリシー (サポート期間) は今後どうなるのですか?
- 今後の Firefox のバージョンを展開するのはどうしたらいいですか?
- 社内システムの検証はどうすればいいですか?
Web 開発者・サイト運営者からの質問
開発チャネルについて
高速リリースサイクルについて
なぜリリースサイクルを短縮するのですか?
Web ブラウザは、他のアプリケーションと異なり、Web という「生き物」を相手にしています。HTML5 や CSS3 など新たな標準技術が次々に考案され、ソーシャルメディアなどのトレンドも目まぐるしく変わっています。Web の進化するスピードが速くなっているので、これまでのように半年から 1 年周期のアップデートでは間に合わなくなっているのです。
新しいリリースサイクルはこれまでとどう違うのですか?
これまでは、予定していた多数の新機能と改良点が完成してから新しいメジャーアップデートを発表していました。文字通り大型のアップデートとして大きな話題となる一方で、すべての機能が完成するまでに長い時間がかかっていました。また、セキュリティ修正を含むマイナーアップデートの公開が不定期で分かりづらいという指摘もありました。
こうした状況を改善するため、Firefox 5 以降は、より迅速かつ定期的に、新機能や高速化、セキュリティ・安定性の改善を盛り込んだ新バージョンを公開していきます。
新バージョンはどのぐらいの周期で公開されますか?
6 週間ごとに公開します。ただし Firefox 5 から Firefox 6 までは例外的に 8 週間の間隔となります。
ベータ版やリリース候補版はいつ頃公開されますか?
ベータ版は、正式版の公開 6 週間前に公開します。リリース候補版は公開せず、最後のベータ版がリリース候補版に相当します。
バージョン番号はどうなりますか?
分かりやすいように、Firefox 5、6、7... と整数で表します。とはいえ、皆さんは普段バージョンを意識する必要はありません。自動更新で常に最新版を使っていただけます。
なぜ Firefox 5 ではリリースサイクルが異なり、さらに短縮されているのですか?
Firefox 5 は、Firefox 4 の開発期間と重複することや、高速リリースサイクルへの移行作業に伴って、Firefox 6 以降のサイクルとは若干異なります。通常は、Nightly、Aurora、Beta の各開発チャネルにそれぞれ 6 週間を割り当てていますが、Firefox 5 では Nightly の開発に 3 週間、Aurora での収束と安定に 5 週間、Beta での検証に 5 週間を予定しています (チャネルの違いについては下記「開発チャネルとは何ですか?」参照)。
デスクトップ版とモバイル版の両方でリリースサイクルが短縮されるのですか?
はい。
頻繁に更新するのは面倒です。
Firefox には自動更新機能が付いていますので、特に意識しなくても、バックグラウンドで新バージョンがダウンロードされ、次回 Firefox を起動したときに更新が行われます。事前に通知画面は表示されません。アドオンも下記の通り自動的に新バージョンへ対応します。皆さんの手間を掛けないよう十分に配慮します。
自動更新を無効化することはできますか?
新バージョンはセキュリティ修正を含むため推奨はしませんが、オプション画面から無効化することは可能です。オプション画面を開いて [詳細] > [更新] を選択し、[Firefox] のチェックを外すと無効になります。手動で更新確認を行う場合は、[ヘルプ] メニュー (Mac の場合は [Firefox] メニュー) から [Firefox について] を選択してください。
アドオンの対応が気になりますが...
これまでは、個々のアドオンの作者 (一般のユーザや企業) が Firefox の新バージョンに向けて対応を完了するのを待つ必要がありました。Firefox 5 以降、旧バージョンに対応していたアドオンは基本的に新バージョンにも対応しているものとして扱われます。
それでも一部、新バージョンでの変更に伴って不具合が生じることはあります。それらについてはベータ版の公開 6 週間前に作者へ連絡を取ります (Firefox 5 では、新リリースサイクルへの移行作業に伴い、ベータ版の公開時に通知メールをお送りしました)。詳しくは 互換性に関する modest の記事 をご覧ください。
なお、Mozilla のサイトに掲載されていないアドオン (一般の企業や個人のサイトで配布されていたり、パソコンにインストールされている他のソフトウェアによって追加されたりするもの) については、通常、新バージョンへの対応は自動で行われません。
法人ユーザからの質問
Firefox のライフサイクルポリシー (サポート期間) は今後どうなるのですか?
Firefox 3.5 は 2011 年 4 月でサポートを終了しました。まだ世界中で多数のユーザが 3.5 を使い続けており、それらのユーザは今後安全性に問題を抱えることになります。対策として、Firefox 5 と同時公開の Firefox 3.6 向けセキュリティアップデート (Firefox 3.6.18) を、3.5 ユーザにも自動更新機能を通じて配布しています。
Firefox 3.6 のサポートは、最短で Firefox 4 の公開から半年後の 2011 年 9 月に終了予定です。
Firefox 4 以降は、セキュリティ・安定性の改善とともに新機能や高速化を含むアップデートとして新バージョンを公開していきます。緊急の対応が必要な場合を除き、セキュリティ・安定性の改善だけを含むアップデートは提供しません (例えば、Firefox 5 の公開後に Firefox 4.0.2 などを公開する予定はありません)。
今後 Firefox のアップデート展開はどうすればいいですか?
今後の Firefox のアップデートでは小規模な機能改善が定期的なリリーススケジュールで行われます。これらのアップデートには、セキュリティ問題への修正が含まれるため、可能な限り自動更新を有効にすることを推奨します。また主な機能変更点については、リリースノートや開発者情報サイト MDN にまとめています (下記「各バージョンでの変更点はどこで確認できますか?」参照)。
ただし、様々な事情で自動更新を有効にできない場合があるかと思います。今後の Firefox のリリーススケジュールは (重大なセキュリティ問題に対応する修正を除いて) 定期的になりますので、そのスケジュールに合わせた展開を推奨します。
社内システムの検証はどうすればいいですか?
下記「Web サイトの検証はどうすればいいですか?」をご覧ください。
Web 開発者・サイト運営者からの質問
Web サイトの検証はどうすればいいですか?
Firefox は当初から Web 標準に準拠していますが、既存の実装についても、セキュリティや他のブラウザとの互換性を改善する目的で、新バージョンでやむを得ず若干の変更を加える可能性があります。実際、バージョンごとにいくつかはそうした変更が含まれます。担当者は、まず正式版が出る 6 週間前にベータ版が公開されたら下記の開発者資料を見て影響を受けるかどうか判断し、その上で必要であれば対応をお願いします。
新バージョンはセキュリティ修正を含むアップデートとして公開しますので、正式版を待つのではなく、ベータテスト期間中に検証を済ませることをお勧めします。ベータ版以降では、重要な問題がない限り、新機能は追加しません。
各バージョンでの変更点はどこで確認できますか?
Mozilla の開発者情報サイト MDN で変更点一覧を公開しています。また日本の開発者コミュニティ modest にも参考情報を随時掲載します。
開発チャネルについて
開発チャネルとは何ですか?
Firefox には現在、Nightly、Aurora、Beta、Release という 4 つのチャネルがあります。各段階の開発プロセスには 6 週間を要します。
- Nightly - 品質保証チームによるテストを受けていない機能を含むテストビルド
- Aurora - Nightly に投入された未完成で最先端の機能をさらに改良し、新機能やイノベーションをテスト
- Beta - Firefox の次期メジャーバージョンに投入される新機能や改良を幅広くテスト
- Release - 世界で 4 億人以上のユーザへ向けて、洗練され安定した製品を提供
モバイル版にも Aurora チャネルはありますか?
現時点ではありません。ユーザからより多くのフィードバックを集め、高速リリースに備えるため、最近 Android 版 Firefox に Beta チャネルを追加しました。Beta チャネルは、既存の Nightly テストビルドと最終開発チャネルに追加したものです。もうすぐ Aurora チャネルも登場するかもしれません。お楽しみに!