日立製作所は27日に発売する3D(3次元)対応テレビを、グループ唯一のテレビ生産拠点である日立情映テック(横浜市)の岐阜工場(岐阜県美濃加茂市)で生産する。日立はテレビの自社生産を2011年度中にも終え、全量を外部委託に切り替える意向を固めている。撤退の方針は維持するが、高付加価値型の3Dテレビは当面、開発機能も持つ岐阜工場で自社生産する。
対象はプラズマテレビの新製品「Wooo(ウー)GP08シリーズ」で50、46、42型の大画面3機種(オープン価格で店頭想定は22万~32万円)。当初は月5000台の生産を計画している。
専用メガネをかけて視聴することで、立体的な3D映像を楽しめる。500ギガバイトのHDD(ハードディスク駆動装置)レコーダーを内蔵。人感センサーで視聴状況を感知し、自動的に画面を消す節電モードを備える。スマートフォン(高機能携帯電話)で、テレビを操作することもできる。
日立は国内外で販売するテレビの大半を海外のEMS(電子機器の受託製造サービス)に生産委託している。岐阜工場の生産機種は42型以上のプラズマテレビなど高価格帯モデルが中心。特別な映像処理技術などを搭載する3Dテレビについては、まず岐阜工場で生産を始めることにした。
9月10日の発売を予定している高機能液晶テレビの新製品(42、37、32型)も当面は岐阜工場で生産する。月産計画は1万5000台。地デジ移行後の国内市場環境や収益性を見極めたうえで、EMSへの委託に切り替えるとみられる。
日立製作所、テレビ、Wooo、テレビ生産、プラズマテレビ、高付加価値品
狙いは中小企業、MSの新サービスOffice 365とは (8/16)
みずほを追い込んだ“行き過ぎた批判” (8/11)
今すぐ読める!「電子書店」総ガイド (8/14)
日立、iPhoneやiPadと連携するテレビを発売 (8/12)
グーグルのモトローラ買収に3つのWhy? (8/16)
「サービス化」で価格と秩序の破壊が進む (8/10)
スマートシティに隠れた生命線 水対策、高まる重要性 (8/11)
進化する消費者、無駄は省き賢く使う (8/10)
日経平均(円) | 9,107.43 | +21.02 | 16日 大引 |
---|---|---|---|
NYダウ(ドル) | 11,405.93 | -76.97 | 16日 16:30 |
英FTSE100 | 5,357.63 | +7.05 | 16日 16:35 |
ドル/円 | 76.77 - .82 | -0.10円高 | 17日 6:20 |
ユーロ/円 | 110.39 - .68 | -0.28円高 | 17日 6:20 |
長期金利(%) | 1.030 | -0.010 | 16日 16:19 |
NY原油(ドル) | 86.65 | -1.23 | 16日 終値 |
・グーグル決断にMSの影、特許獲得へハード取り込み モトローラ部門買収
・大日本印刷、拠点の省エネ化を一貫管理
・ディスコ、純水再利用装置開発 半導体ウエハー切断向け、最大8割節電効果
・日本化薬、がんの血管内治療事業を拡大
・スズキがSUV増産 磐田工場、昼・夜の2直稼働に…続き
「テクノロジー」のおススメのコラムや更新情報をメールマガジンでお届けします。
(詳細はこちら)
経済や企業の最新ニュースのほか、大リーグやサッカーなどのスポーツニュースも満載 詳細ページへ