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2011年8月8日11時26分

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宮城沖、アワビ稚貝9割減 津波被害、ウニも深刻

写真:津波後の宮城県石巻市・牡鹿半島泊浜の海中。石が転がりウニは見えない=今年6月、水産総合研究センター提供拡大津波後の宮城県石巻市・牡鹿半島泊浜の海中。石が転がりウニは見えない=今年6月、水産総合研究センター提供

写真:津波前に撮影した宮城県石巻市・牡鹿半島泊浜の海中。多くのキタムラサキウニが生息していた=昨年11月、水産総合研究センター提供拡大津波前に撮影した宮城県石巻市・牡鹿半島泊浜の海中。多くのキタムラサキウニが生息していた=昨年11月、水産総合研究センター提供

 宮城県の海で、アワビやウニが津波で激減したことが水産総合研究センターの調査でわかった。特にアワビの稚貝の被害は深刻で、高見秀輝・同センター東北区水産研究所主任研究員は「漁獲量調整も考えた方がいい」と指摘している。

 アワビやウニの好漁場となっている石巻市・牡鹿半島泊浜と気仙沼市・岩井崎の2海域で6月、同センターが東京大、県とともに潜水調査をした。震災前(昨年11月〜今年2月)と比べ、泊浜でエゾアワビの親貝が1平方メートルあたり2.5個から1.3個と半減。キタムラサキウニは1平方メートルあたり3.2個から0.2個と9割以上減った。岩井崎ではアワビの親貝が3割減った。

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