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【芸能・社会】

萬田「映画のワンシーンであってほしい」

2011年8月16日 紙面から

 スキルス性胃がんのため9日に60歳で死去したアパレルブランド「リンク・セオリー・ジャパン」社長の佐々木力(ささき・ちから)さんの葬儀・告別式が15日、東京都港区の青山葬儀所で営まれ、約2400人が弔問に訪れた。

 内縁の妻で喪主を務めた女優の萬田久子(53)は、「6月に病名を知らされて、それからは夢であってほしいと祈りながら過ごしました。今でも映画のワンシーンであってほしいと思う自分がいます」と話す一方で、「スーパーマンだった彼に死がおとずれました。私も子どもたちも、この現実を受け止めなければなりません」と必死に涙をこらえていた。

 その後、故人と親交が深かったアパレルメーカ「タキヒョー」の名誉顧問・滝富夫さんが「リッキー(佐々木さん)が新しい世の中でも大活躍してほしい」という思いを込めて音頭を取り、祭壇の遺影に向かって全員で万歳三唱すると萬田の目からせきを切ったように大粒の涙が流れた。

 出棺の際は、ニューヨーク在住のトランペット奏者・日野皓正(68)が「聖者の行進」や「ふるさと」などを演奏。手拍子に包まれながら、佐々木さんは旅立ちを迎えた。

 【主な参列者】柳井正、青木功、王貞治、王理恵、星野仙一、田淵幸一、東尾修、片岡鶴太郎、草なぎ剛、佐々木主浩、榎本加奈子、多岐川裕美、高橋真梨子、中村メイコ、郷ひろみ、杉本彩、岩城滉一、丸山茂樹、松崎しげる、石田純一、河北麻友子、辰巳琢郎、山村紅葉、道場六三郎、小倉智昭(敬称略、順不同)

 

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