東京中日スポーツ 55周年企画
55周年イヤーの記念事業や紙面企画をご紹介します
トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事
【芸能・社会】菊川怜「数学生活のススメ」 構想2年で出版2011年8月16日 紙面から
女優の菊川怜(33)が、日常生活と結び付けたクイズやエッセーを通じて“数学”の面白さを説いた著書「菊川怜の数学生活のススメ」(税込み1365円、日本文芸社)を10日に発売した。東大工学部建築学科を卒業し、大の数学好きで知られる菊川は「数学が苦手な人に読んでほしい」と話す。 本の構想が持ち上がったのは約2年前にさかのぼる。菊川が独自の視点で切り口を考えたり、数学嫌いの所属事務所スタッフから聞き取り調査を重ねながら、42問のクイズ形式にまとめた力作だ。 1問4ページの読み切りクイズは、ポイント還元と現金値引きは同じ? といった実用的なものから、携帯電話の計算機能を使って相手の年齢や生年月日を当てる遊び心満載のものまで、好奇心をくすぐるテーマがズラリ。 「食事の時にピザやカステラを5等分する方法とかで盛り上げたら、男の人はモテると思う」と菊川。一番のお気に入りには「建築をやっていたので(最終章の)建物の美しさと数学的な部分は、実はステキなかかわりがあるんだぞというところ」を挙げた。 菊川が数学に目覚めたのは小学校1〜2年生のとき。担任の先生との出会いがきっかけだった。「普通は受け身の授業だけど、その先生は生徒に自主的に考えさせて、分からないと少しずつヒントを出していく。考える力を養わせる授業がすごく面白かった」と振り返る。 昔、苦手だった分野に再チャレンジしようという最近の流行にも敏感な菊川。「私も歴史嫌いだったけど、お寺や神社へ行ったりして体験と結び付くと面白くなった。数学も食わず嫌いなだけという人も多いと思う」 数学と健康についても菊川は「いつもと違う脳みそを使うとアタマが気持ち良くなる。暑いときこそ頭も体も動かさないとダメ。だから(学校では)あんなに夏休みの宿題が出るわけですよ」とキッパリ。ただ芸能界入りして数学が役立った体験を尋ねると悩ましい表情も。「クイズ番組も“文系”が多くて。でも少ないから意外とチャンスかも」と前向きな笑顔をみせた。 (関龍市朗) PR情報
おすすめサイトads by adingo
|