５連勝狙うヤクルトの“バカボン”　七条、省エネ投法で横浜封じる

　ヤクルトのバカボンこと七条祐樹投手（２７）が１５日、神宮外苑で１７日の横浜戦先発に向け調整。失速気味の首位・ヤクルトを“再起動”させようと省エネのマイペース投法で連勝を目指すことを誓った。

　「そろそろデータで研究されていますかね。でも自分の投球をしますよ」。前回の広島戦（１０日）でデビューから４連勝。先発した試合は７戦連続負けなしと勝ち運を持つが、横浜戦では前回登板時（７月１８日）に３イニング２／３で降板しただけに、自然と気合が入る。

　目指すは打者心理を見透かした熟練の省エネ投球。「高校時代から１００％の力で投げたことがない。ＭＡＸ１３６キロぐらい。スピードよりコントロールと切れです」。打者に打ち気がないときは緩い変化球でカウントを稼ぐなど、無駄なエネルギーは極力省く投球を以前から実践、プロでも結果が出ているだけに、続けていくつもりだ。

　「“レレレの零”いいですね。バカボンって書かれるのも気にしていない」とマスコミがつけたニックネームを気に入っている様子。持ち味を前面に出した投球で横浜打線を封じ、５勝目を目指す。（後藤慎一）