節電:古い扇風機にご注意! 火災の恐れあり

2011年6月19日 20時17分

 節電が叫ばれる今夏は扇風機を使う家庭が増えるとみられることから、消費者庁と独立行政法人「製品評価技術基盤機構」(NITE)は、「古い扇風機を使用すると火災が発生する恐れがある」と注意を呼びかけている。

 NITEに寄せられた情報によると、火災などの扇風機事故は05~09年度の5年間で計157件。このうち死亡事故は1件(2人死亡)、重傷事故も1件(1人)だった。

 長年の使用による製品の劣化(経年劣化)が原因のケースは、半数近い74件。事故調査中を除いた142件について、扇風機の経過年数をみると、30年以上が計49件で、年数不明も計38件あった。

 NITEは「製造から10年以上経過すると経年劣化事故が発生し、30年から増加傾向にある」としている。

 消費者庁は▽羽根の回転が不規則▽回転時に異音がする▽モーター部分が焦げ臭い--などの異常があれば、すぐに使用を中止するよう促している。【佐藤浩】

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